日農工 管理機部会:価格改定の影響/特集 持続可能な農業に重要な土作り関連機器

【管理機部会(福田禎彦部会長)】
まず、今年1~10月の国内向け出荷実績ですが、管理機が対前年比88・9%、ティラー・耕うん機が103・0%、合計では、89・0%となっています。
こうした状況の中、令和7年の動向について申し上げますと、原材料高騰とそれに伴う価格改定の影響は依然続いており、「プロ農家向け」、「一般消費者向け」ともに投資意欲の低下が見受けられました。特に、今年は、車軸型作業機、ロータリ専用機の低迷が顕著になっていますが、「プロ農家向け」の一輪管理機や汎用型管理機では、底堅い需要が継続しています。
「一般消費者向け」では、家庭菜園の人気の高まりや、手軽に扱えるコンパクトなモデルの登場により、一定需要が見込まれますが、生活物資が値上がりする中で、管理機の購買優先度は低くなっていることは否定できません。
以上のことから、本年の需要見通しにつきましては、管理機全体の需要見通しは、対前年比91%といたしました。
次に、来年の需要見通しですが、管理機のトレンドとしては、「プロ農家向け」については、農業者の高齢化と後継者不足が市場に影響を与えていますが、農業収益が安定した農家からの需要が下支えしてくれるものと期待しています。
一方、「一般消費者向け」では、国内での消費者物価の上昇を背景とした消費者マインドの悪化が懸念されますが、大型ホームセンターでの販売が市場を後押しするものと見ています。今後はミドル世代の需要を取り込んでいくことがマーケティングの鍵になると考えています。
以上のことをふまえ、来年の管理機全体の需要見通しは、対前年比98%といたしました。









