アグリテクニカ視察、クラース工場や農機店も訪問/第78次農経しんぽう欧州農機視察団

(株)農経新報社企画主催の第78次欧州農機事情視察団15名は17日、ドイツ・ハノーファーで9~15日に開催されたAGRITECHNICA2025(主催DLG=ドイツ農業協会)、ドイツ・ハルゼヴィンケルのCLAAS社工場、フランスの農機店LE GOFF&GiLLE、パリ近郊の山下農園の視察と、7日間の全日程を終え、無事に帰国した。AGRITECHNICA2025は、53カ国から2700社が出展し、149カ国から47万人が来場。「TOUCH SMART EFFICIENCY」のテーマの下、会場には最新の農業機械や新技術などが展示され、視察団一行は世界の農業機械化の最前線を体感した。
AGRITECHNICA新技術チェアマンのマルクス・デメル氏によると「デジタル化によって農業の効率化を提案し、農家にとっては新しいスマート技術に触れてもらい、効率化を提案していくことがテーマとなっている。効率化とは農家にとって経済的な意味だけではなく、自然や土地など環境にやさしいという意味もある」という思いがテーマに込められていると説明した。
期間中には400のイベントと約370名のスピーカーによるカンファレンスが行われるなど、最新の農機・資材・情報が集い、多くの来場者が注目した。
251の新製品や新技術がエントリーしたイノベーション・アワードには金賞2件、銀賞22件が選ばれた。同アワードは、農業機械および技術における画期的なイノベーションを表彰する賞。製品の機能性を根本的に変えたり、全く新しいプロセスを可能にしたり、既存のプロセスを大幅に改善する技術を評価する。今回、ミュラー社の「Line Traction」とクラース社の「70トン級大型ベーラの全体コンセプト」が、金賞を受賞した。
また今回はデジタルに特化した企業を集めたコーナーも設置し、世界中から最新のデジタル技術も集結。中国、インドなどからの企業も数多く参加していた。
視察団は12日に会場を訪れ、より大型化、高精度化、デジタル化への技術進化が著しい欧州農機を目の当たりにした。
会場には、ジョンディア社、マッセイ・ファーガソンやフェントを有するアグコ社、ケース・インター、ニューホランドを有するCNH社、地元ドイツのクラース社、ファール社などによるトラクタ、コンバインをはじめ、牧草作業機、耕うん機、施肥・播種、防除機等の大型作業機が並んだ。
各社は光や音楽で魅せる演出、シミュレーターなどで体感できるコーナーなど、趣向を凝らした企画で企業のコンセプトを示しながら、来場者に製品や技術をアピールした。日本からは、クボタ、ヤンマーが出展。サタケ製品も展示された。









