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令和7年11月24日発行 第3577号 掲載

小野精工:レーザー照射で害獣撃退/北海道特集

 現在、東北地方以北を中心に、全国各地で被害が多発しているクマをはじめとした害獣被害。その対策製品を紹介したい。
 小野精工(株)(小野宏明会長・宮城県岩沼市相の原3の4の9)が製造販売する、昼夜24時間のレーザー照射による害獣撃退装置「逃げまるくん」だ。
 野生害獣による農作物の被害が年々深刻化している中、従来はその被害を防ぐため電気柵や音などの手段を使い害獣を排除してきた。しかし、その方法では管理面での徒労が発生し、高齢化も伴い大きな重荷となっている。同社は、そこに着目し、レーザー光を使う新たな商品を開発。簡単に組み立てができ、あとは設置するだけ。しかも、どこにでも簡単に移動することができ、使用者の管理負担を軽減した装置となっている。
 動物は本能的に目を守ろうとする習性がある。レーザー光は、動物の目に脅威を与え、決して慣れることはなく、再度、この光の前には現れないであろうという発想が、日本初のレーザー光線を利用した害獣撃退装置「逃げまるくん」の開発につながった。
 照射範囲は約10アール。基本的にはレーザー光線の網羅するエリアの安全を守る。レーザー光は直線で発光するが、害獣の目により入りやすくするため、無数の点状に変換され、円錐状に約80度の角度で放出される。
 また、害獣はその習性により、この範囲の危険性を学習すれば、同製品の設置周辺には現れず、安全が拡大することとなる。
 同製品のカバーエリアは200メートル。距離が長くなるとその効果は薄れるため、50メートル以内が効果的。広範囲に防御壁ができるので手間いらずで、装置自体は重量3~4キロでコンパクトにできており、どこにでも設置が可能だ。
 同製品を青森や山形など東北各地の農地や果樹園、養豚場、ゴルフ場などにモニター設置してきた。いずれも、イノシシやハクビシンなどの被害を受けていた場所で、獣害効果を調査した結果、85%に効果が認められ、設置後は被害がなくなり、大幅な減少効果を実感する声が多数寄せられている。その後、モニターは北海道から九州まで全国に広がり、好評である。
 仕様は次の通り。
 【システム構成(共通)】 ▽レーザー発光色=緑・赤(クラス3R準拠)▽消費電力=約5ワット▽動作電圧=5ボルト▽有効照射範囲=約50メートル(照射範囲・約200メートル)▽照射角度=70~80度(円錐状)
 ▽型番=OSK―03(通常電源使用による稼働システム)▽電源=入力・AC100ボルト、出力=DC5ボルト、消費電力5ワット▽本体寸法(スタンド含む)=H80×W250×D365ミリ▽重量=3キロ
 その他、小型・軽量で設置場所を問わないソーラー発電によるバッテリー蓄電稼働システムのOSK―033も用意している。

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