クボタ・北海道クボタ:ボールパークで大規模な展示/北海道特集

北海道クボタ(道信和彦社長)は11月6~9日、北広島市にある北海道ボールパークFビレッジで行われた「KUBOTA presents AGRI WEEK in F VILLAGE2025」の中で、「北海道クボタEXPO×はたらくくるま大集合」として、最新スマート農機の展示や実演、農業の進化の歴史とこれからの未来を学べる特別展示などを行った。
食と農業の未来を志向する仲間づくりの場である農業学習施設「KUBOTA AGRI FRONT」を中心に、食と農業を楽しくおいしく学ぶ機会を提供するイベントであるAGRI WEEKは、農業従事者のみならず、老若男女誰でも食べて、学んで、楽しめるイベントとして開催している。昨年も開催され、北海道クボタも農機展示に協力したが、今年はその規模をさらに拡大して実施した。会期中は「アグリロボ」の無人運転実演会やスマート農業体験ブースが開催されたほか、トラクタをはじめとした農業機械の乗車体験も用意した。
AGRI WEEKの中では他にも、Fビレッジの沢エリアをゆったり回遊できる馬車体験や、食と農業を通じて北海道の新たな魅力を味わう「風と大地のマルシェ」、学んで・作って・味わって、フルーツの魅力をたっぷり体感できるフルーツの魅力まるごと体験ワークショップ、食育絵本読みきかせ&おにぎりワークショップ、北海道日本ハムファイターズの投手交代の際に選手が使用する(株)クボタ提供のリリーフカーの展示とともに、乗車できるイベントなども開催。日ハムの秋季キャンプが行われている球場内外に多くの人が訪れ、熱気に包まれた。
北海道クボタEXPOでは、球場外側のスペースに各種農業機械を並べ、コカ・コーラゲート前には実演スペースを設けてアグリロボトラクタや田植機、全地形型プラットフォーム車両KATR(キャトル)などの実演を行った。ゲート内の入口スペースには、農業の歴史や年間の作業を学べる特別展示の他、KSASやドローン、施設園芸関連製品コーナーなどが設置された。日ハムの選手がサインしたトラクタボンネットも展示され、写真撮影する来場者も多く見られた。
道信社長は取材に対し「クボタアグリフロントで農機数台を展示して乗っていただくといったイベントは、昨年一昨年と行っていたが、北海道クボタも一緒になって、展示会という形でこの規模感で行うのは初めて。球場の敷地全体を使った展示といった感じになっている。商談はしないが、当社からDMを送ったり、一般の農家さんのもとにセールスがうかがって来場を呼びかけた。目標人数や実績目標は定めていない」と述べた。
道内の作況については、「干ばつや少雨によるタマネギやバレイショの減収などで芳しくない。ビートが少し良いくらい。米も良くないかと思ったが、米農家は結構良い。実感としては、畑作や酪農畜産は資材高騰で投資意欲が湧いていない。踊り場状態。我慢の時といった感じ。気象変動に対応した取り組みをどうするかは、高温対策した品種の栽培や、栽培作物自体の検討もして変わってきているのではないか」と話す。さらに、「『スマート農業は北海道クボタ』というテーマは継続しながら、アフターマーケット市場を取り込んで、業績を確保していきたい。あとは、担い手農家に対する対応力。KSASを軸にしながら、北海道の生産者の皆様に貢献できるような事業運営をしていきたい。今回、一部を除いて拠点別展示会は行わないので、この展示会に集中してクボタブランドの認知向上と、一般の方々に向け、食料の安全、安心なども伝え、農業自体のステータスを高めていきたい」と展望を述べた。
各担当者にも話を聞いた。空知の稲作地帯を担当しているというセールスマンは「米は昨年に引き続き悪くない。米価の影響で農家さんの状況がさらに良くなっているかというと、昨年と同程度といった印象。今年も収量、品質ともに昨年並みでそれなりに潤ってはいるようだ」と話す。また、高温の影響で刈り取りのタイミングが早まり、その分、実ができないなどの地区もあった。降雨のタイミングも悪かった。刈り取りに入る時に降り始めて1週間の長雨が続くなど、天気に恵まれなかったという。その他、タマネギも高温、少雨の影響を受け小玉だった。北海道においても異常気象が状態化しつつあるのは間違いないようだ。









