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令和7年11月24日発行 第3577号 掲載

農作業安全を全国推進/日本農業機械化協会・ポスターコンテスト表彰式を開催

 一般社団法人日本農業機械化協会(菱沼義久会長)は18日、都内千代田区の法曹会館2階高砂の間で「令和7年度農作業安全ポスターデザインコンテスト」表彰式を開催した。同コンテストは農作業安全に対する国民意識の醸成及び効果的な対策の推進を図ることを目的に実施している。
 開会挨拶した菱沼会長は、受賞者に祝意を示した後、本コンテストについて従来は農林水産省が行っていたが、今年度から同協会が実施することになり初の試み、初の表彰式だと述べた。農作業安全は農業生産振興を進めるうえで不可欠だが、農作業事故発生率は他産業に比べ高いままであり、また、最近ではスマート農業機械といったようなAI・IoTを導入した新しい先進的な機械が出ているものの、最終的には人間が操作するので農作業の安全はどの機械になっても重要なことだと指摘。農作業安全についてしっかり啓蒙していくとし、今年度はポスターにも書いてある通り「忘れていませんか?安全対策」というスローガンでやっていきたいと述べ、今後はポスターを使いながら全国に伝えていくと意気込みを語った。
 続いて、講評が行われた。今回は全国の北海道から九州まで、年代は10代から80歳近くまで、職業は学生から自営業、会社員など非常に幅広い人々から50件の応募があった。どれもレベルが高い力作ぞろいで審査に苦労したものの、厳正な審査の結果、農林水産大臣賞には千葉県・牧野幸平さん、日本農業機械化協会会長賞には東京都・田村貞夫さん、日本農業新聞賞には福岡県・藤路結月さんの作品が選ばれたほか、入賞作品22作品が選出された。大臣賞作品は12月1日から始まる「農作業安全対策研修強化実施期間」のポスターデザインに採用され、今年中に全国の自治体やJA等に約1万枚を配布する予定。
 表彰式では、農林水産大臣賞は農林水産省生産振興審議官・佐藤紳氏、日本農業機械化協会会長賞は同協会・菱沼会長、日本農業新聞賞は(株)日本農業新聞編集局副局長・岡田健治氏からそれぞれ表彰状と副賞の盾が授与された。
 受賞者挨拶で、牧野さんは、「前職は消防士をしており、常に安全を求められる職務に従事していた。今回のポスター制作に当たっては、前職の経験を活かして、農業者の方に農作業の安全について目を向けてもらいたいという思いを込めて発表した。この賞を励みに、私自身も農業者として日本の農業の発展と、併せて農作業の安全について普及啓発に少しでも努めてまいりたい」と決意を語った。

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