約3000機種が一堂に/秋田県農業機械化ショー(上)

特に今回の秋田展は5日間の会期中で雨に降られた日が多く、2~4日目は全て雨となったものの、来場者数はあまり衰えずに盛況を博した。初日12万人、2日目10万人、3日目16万人、4日目10万人、最終日の5日目8万人と大勢の観覧者が殺到した。悪天候にもかかわらず、どのブースでも農業者が集まり、熱心に機械を物色。スタッフに旺盛に質問を行い、小間内は熱気にあふれていた。数十分ごとに会場入りするシャトルバスや、団体専用バスからは、続々と農業者が降り立ち、県外からも大勢が来場していた。
また、前回のフォトニュース記事にも記載した通り、多くの農家は課題や目的をもって来場していたようだ。今回、クボタやヤンマーの展示で注目を集めた乾田直播技術については、低コスト稲作の新技術として興味を持つ農業者が多いものの、秋田ではまだ成功事例が多くはなく、県としての乾田直播栽培技術が確立していないことから、「販売店スタッフに他県の事例を聞き込みに来る農家もみられた」という。新しい機械そのものを確認するとともに、技術にまつわる最新情報を得るために来場する農家も多い。それも「秋田県農業機械化ショーなら最新の欲しい情報が聞ける」と信頼が寄せられていることを示している。
さらに、これほど大規模に、営農に必要な情報が一堂に集まる機会も多くはないだろう。農業機械化ショー会場内では最新の農薬や肥料などを集めた全農あきた資材展をはじめ、植木・苗木市、仏壇・石材展なども行われ、観覧者の関心を引いていた。さらに、会場に隣接したコーナーでは、ドローンや中古の建設機械、除雪機、農薬散布ボートなど幅広い農業資材を集めた農業資材等も展示・販売され、機械化ショーとともに賑わっていた。農業者は来年の営農に向けて、機械はもちろん、農薬、肥料、資材などを見定めるとともに、最新の情報を収集・交換し、あちこちで交流を深めていた。
また、今回は10月27日号の秋田県農業機械化ショー特集で取り上げた、県内の農機流通販社の担当者にも、ショー会場で追加取材した。農機ショーにおける各社の取り組みやPRポイント、実際の売れ行き、来場者の反応などについて話を聞いた。10月27日号の特集とともに読み比べて、農機ショーを軸とした県内の農機流通の流れを感じてほしい。どこよりも早く新製品がならび、翌年の市況を占う農機ショーだからこそ、ここを起点に、来年にかけてこの農機市場の好況の波が全国へと波及していくことが期待される。








