水質守る温水除草システム/ケルヒャージャパン

ケルヒャージャパン(株)(柴田佳代子社長・神奈川県横浜市港北区大豆戸町639の3)は同社HPで、温水除草システムの導入事例を紹介している。今回は、宮城県仙台市をはじめ同県内8市9町に水道水を供給している七ヶ宿ダムの維持管理に当たっている(株)畑中工務店の活動を紹介している。
同社は、流木処理、道路清掃、緊急時の巡視など多岐にわたる業務を展開しているが、悩みの種の1つに除草があった。ダムの敷地内(約8000平方メートル)はブロック舗装となっており、ブロックの目地から繁茂する雑草を根こそぎ処理し、かつダム湖の水質を守る(薬剤が散布できない)方法を模索してきた。
それを解消する策として、温水除草に目を付け、2020年の10、11月、2021年4月の3回試験施工を実施。効果が認められ、2021年度から七ヶ宿ダム管理事務所に提案する形で導入、2024年度に正式採用となった。同手法は作業者、運転者(トラックにシステム搭載し移動)、ホース補助の3人体制で施工。従来の草刈機を使う方法では飛び石対策を含め5~7人体制だったが、作業員を減少でき、また、飛び石による危険性も減少した。
2024年には従来比30%のコストダウンを実現。また、雑草そのものの量が年を追うごとに減っていることから、施工コストは今後も長期的に減少が見込まれると、同工務店担当者は話している。
同除草システムは、2024年12月、国交省のNETIS(新技術情報システム)に登録され、公共工事に当たる業者にとっても導入メリットは大きい。こうしたことから同社は、温水除草システムのさらなる普及拡大に期待を寄せている。









