千葉で秋の実りクボタの日開催/関東甲信クボタ

(株)関東甲信クボタ(冠康夫社長・埼玉県さいたま市西堀5の2の36)は6~8の3日間、千葉県香取郡の多古流通センターで「千葉県クボタグループ感謝祭 秋の実りクボタの日~スマート農業最前線、千葉県の担い手へ~」を開催した。
会場にはアグリロボやトラクタM7から小型機械まで大小合わせてクボタ製品を70台以上並べ、関連企業70社が出展。期間中の来場目標3000軒に対して、初日からその半数を超える来場があり、大いに賑わいをみせた。取材した2日目も天候に恵まれ、多くの来場者が足を運び、会場内各所で活発な商談が繰り広げられた。
会場には、担い手提案コーナーとして中央にアグリロボ各種やM7トラクタなどを展示。スマート農業や大型機械をアピールするとともに、輸入インプルメントを装着して展示することで作業提案も行った。乾田直播・湛水直播のコーナー、低コストコーナーなども併設した。また、KSASのコーナーでは昨年以上のスペースを確保し、その機能を丁寧に説明、加入促進も行った。加えてメンテナンスコーナーも拡張してPRし、コンバインの内部構造解説やエンジンを分解しながらのメンテナンス講習などを行い、整備の重要性に対して周知を図った。作業安全のコーナーも設けて啓発した。
今展の開催意図を同社関東営業部副事業部長兼第4営業部長兼旭営業所長の錦織孝光氏は「多古の展示会は開催を待ち望むファンがいる恒例のイベント。米価上昇・価格維持という状況の中で、スーパー担い手農家の方々はもちろん、営農継続される方々まで含め、課題解決に向けてお客様に寄り添った提案をしていくことをコンセプトにしている」と説明。
同社取締役副社長・営業本部長の宮澤靖彦氏は「今年の実績は、大型トラクタやスマート農機、ロボットトラクタや田植機などが非常に好調。昨年から比べても伸長して、全体実績も昨年対比で倍増の勢い。収量データの活用なども注目されている。お客様も非常に元気。どこに設備投資するか検討していただいており、この展示会でも非常に関心が高い」と話す。
RTK基地局は県内6カ所に設置。昨年までは水田地帯を中心に設置を進め、今年は畑作地帯にも2基を増設した。その効果もあって、自動操舵やロボットの動きが活発だった。
常務執行役員関東営業部事業部長の齊藤正一氏は「会期前の事前受注の段階で展示会の実績目標を大幅に超過している。どこまで伸長するのか予測不能。お客様も対応する担当者も顔が明るい。昨年から離農という話も聞かなくなった」と述べた。
一方で在庫がないメーカーも出てきており、需要に対して供給が追いついていないことが悩ましいところでもあるようだ。また、来年以降は米価が落ち着いてくることを想定して、原点に立ち返っての基本活動とサービス事業の拡充を見据えて地道な活動も行っていく。
来場者にも話を聞いた。管内となる横浜から来場した生垣を露地栽培している60代男性は「大型トラクタを探しにきた。神奈川県内では100PS以上の扱いがほとんどない。受託で大規模化してきて手が足りないので増車して生産性を上げたい」と話す。作業委託しているという70代男性は「これまで7、8年ほどWCSを栽培していたが、受託先から来年は米でいきたいといわれている。値段も高い上に主食用米が足りないといわれているし、協力したい」と述べた。









