売上げ、利益の年央予想達成見込む/クボタ・2025年12月期第3四半期決算

(株)クボタ(北尾裕一社長)は7日、2025年12月期第3四半期決算短信〔IFRS=国際財務報告基準〕の連結業績を発表した。それによると、売上高は2兆2043億円(対前年同期比3・2%減)、営業利益2146億9000万円(同22・0%減)、税引前利益2278億2300万円(同20・9%減)、四半期利益1660億9800万円(同23・7%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益1419億6200万円(同28・3%減)四半期包括利益合計額801億2500万円(同67・9%減)となった。
2025年12月期の連結業績予想は、売上高2兆8800億円、営業利益2200億円、税引前利益2360億円、親会社の所有者に帰属する当期利益1420億円を据え置いた。今期の業績予想、全般の概況、部門別の概況は次の通り。
〈今期の業績予想〉
(1)売上高は年央予想に対しアジア地域は販売が減少する見込みであるが、北米での減販懸念の緩和などにより、年央予想は達成できる見通し(2)営業利益は追加関税の影響はあるものの、コスト改善等の積み上げで年央予想は達成できる見通し(3)フリーキャッシュフローは、北米での小売金融プログラムの見直しや、運転資金の管理強化により前年から改善を見込む。
(全般の概況)
当第3四半期(2025年1月1日~2025年9月30日)の売上高は前年同期比736億円(3・2%)減少して2兆2043億円となった。
国内売上高は機械部門、水・環境部門の増収により、前年同期比446億円(9・8%)増の5019億円となった。海外売上高は機械部門の減収により、前年同期比1183億円(6・5%)減の1兆7024億円となった。
損益面では、営業利益は米国関税の影響によるコスト増加は機械部門でのインセンティブの削減と追加値上げで対応したが、主に機械部門での減販損や販売構成の悪化により前年同期比607億円(22・0%)減の2147億円となった。税引前利益は前年同期比602億円(20・9%)減少して2278億円となった。法人所得税は635億円の負担、持分法による投資損益は18億円の利益となり、四半期利益は前年同期比516億円(23・7%)減の1661億円となった。親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期を560億円(28・3%)下回る1420億円となった。
〈機械部門の概況〉
当部門の売上高は前年同期比4・5%減少して1兆9272億円となり、売上高全体の87・4%を占めた。国内売上高は前年同期比13・5%増の2261億円となった。主に農業機械及び農業関連商品の増加により増収となった。
海外売上高は前年同期比6・8%減の16611億円となった。北米は、建機は前年の在庫充足の反動により販売が減少した。トラクタも市場の減速で販売が減少したが、レジデンシャル市場では回復が少し見られ、農用市場も畜産関連の作物価格の安定により堅調に推移している。欧州は、トラクタ市場の回復が遅れており販売は減少したが、建機は市場も底を打ち販売は増加した。アジアは、タイでは、作物価格の低迷により稲作市場、畑作市場共に縮小し販売も減少した。インドでは、十分な貯水量と収穫量により市場は好調に推移しており、トラクタの販売が増加した。
同部門のセグメント利益は、米国関税の影響によるコスト増加はインセンティブの削減と追加値上げで対応したが、主に北米での減販損や販売構成の悪化などにより前年同期比25・4%減少して2165億円となった。









