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令和7年11月10日発行 第3575号 掲載

担い手アグリサミットで持続可能な農業を推進/JA全農ひろしま

 JA全農ひろしまは10月22~23の両日、JA全農ひろしま広島営農技術センター(東広島市)で、「令和7年度JAグループ担い手アグリサミット」を開催した。今年度は「未来へつなぐ人と環境にやさしいサステナブル(持続可能な)農業」をテーマに掲げ、実演会(6テーマ)、セミナー(7テーマ)、情報・資材の展示(30ブース)を実施。会期中は1235名が来場(昨年は1234名)した。今後の営農の在り方を見据えながら、来場者はまたとない機会とばかりに情報を収集しながら、最前線のスマート農機を体験するなど、会場は熱気に包まれた。
 今年で10回目となるアグリサミットは、中四国管内の担い手農業者やJA職員、関係機関、農業高校の生徒などを対象にし、次世代に繋がる農業を意識した一大イベントとなっている。展示ブース(屋外)における今回の主な見どころは以下の5点。(1)スマート農業(スマート農業コーナー)=ザルビオ、Z―GISの体験・相談、アクアポート(水田用自動給水システム)実演展示。
 (2)飼料米の取り組み紹介(耕畜連携・3Rのコーナー)=3―R商品(主にたまご)の取り組みPR、鶏糞堆肥の実物展示。
 (3)JAグループの情報発信(営農支援コーナー)=農業労災、農業者年金、ソリマチWEBクラウドシステム、農業資金相談対応。
 (4)水稲収量向上対策(肥料農薬コーナー)=ワラの腐熟効果、土づくり、石灰窒素、アグリ革命、硫黄欠乏症対策。
 (5)高温対策を含む生産資材の紹介(園芸コーナー)=生分解性マルチによるビニール廃棄量の低減。
 また農業機械・燃料関連のコーナーではクボタ、ヤンマー、井関農機、三菱マヒンドラ農機をはじめとした主要農機メーカーのほか、サタケ、やまびこ、丸山製作所、マキタといった関連機器メーカーが集結し、会場は大いに賑わいをみせた。
 屋外の圃場ではクボタによる自動操舵システム搭載トラクタの実演、ラジコン草刈機の実演(ヤンマー、やまびこ、オーレック)、井関農機によるマルチグレーダー(圃場均平装置)とアイガモロボの実演、鶏糞堆肥散布機(試作機)の実演などが行われた。会場には項目ごとに区画された圃場が多く設けられ、案内付きの圃場散策ツアーに参加して実演を見聞する参加者もいた。
 アグリサミットに参加した農家(東広島市、水稲1ヘクタール)の男性は、鶏糞堆肥散布機の実演を見たあと、「個人で水稲栽培を行っているが、トラクタやコンバインなどは地域で共同利用している。今回見学した鶏糞堆肥散布機が普及した際には同じく共同利用をして、導入経費の削減、労働力への負荷低減および鶏糞利用による生産コスト低減につなげていきたい」と意欲をみせた。
 会場内にある大会議室では(1)水稲栽培における鶏糞堆肥の有効利用および耕畜連携資源循環ブランド「3―R(さんあーる)」の取り組みについて(2)土づくりからの水稲収量向上対策について(3)バイオスティミュラント(BS)について(4)水稲の高温対策について(5)スマート農業技術の活用について(6)近年問題となっている水稲病害虫・雑草対策について―などのセミナーも開催され注目を集めた。

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