ネギ掘取機を推進/広洋エンジニアリング

(株)広洋エンジニアリング(久一旬弥社長・埼玉県比企郡川島町大字上大屋敷78)では、中国・四国地方を中心に西日本における白ネギ掘取機の需要が活発化してきた。約8年ほど前、地元要望に応えて実演会を行った後、地道に実演・説明会を継続、その種まき活動が「ようやく実りの収穫時期に入ってきた」と久一社長。さらなる普及安定化に努めている。
同社の白ネギ掘取機シリーズは、トラクタ適応馬力20~50PSのJK―1(倒伏掘上げタイプ)、FK―300(掘取り+運搬タイプ)及び同~50PSのKO―403A(直立掘上げタイプ)、BO―403A(同)、BO404A(倒伏掘上げタイプ)で構成。ネギ栽培を新たに始める農家や比較的規模の小さい農家に、所有トラクタを活用できる、比較的廉価などの特徴が受け、導入されている。
ネギ栽培スタート期に導入されることが多いJK―1は、リフターフォークの上下運動で根の周りの土を振るい落とす機能を備えている廉価版製品。また、FK―300は、掘取りながらネギを荷台に乗せて運べるもので、1人はもとより多人数の作業でも活躍する。最大積載量は300キロ。
非振動式のKO―403Aは、比較的好条件の圃場に適した安価型の掘取機。振動装置を備えた本格的な掘取機BO―403A、同―404Aは、掘取刃の前後・上下運動で根を切断、根こそぎ掘り上げる方式で、ネギは上方に浮上し周囲の盛り土が崩れるため、ネギを軽く引き抜ける肉体負担の少ない作業となる。
KO、BO型はほかの作物にも対応が可能で、特にBO―403Aをベースとして、地域野菜の収穫作業に活躍の場を広げている。代表例は九州地域での高菜栽培、滋賀県の伝統野菜・日野菜への適用。高菜栽培の場合は地元ニーズに応え始めて3年が経過、同社の小回りがきく製品対応が現場で評価され、需要を形づくってきた。
久一社長は、動画を見て我が社の掘取機を知り、じかに問い合わせてくる農家がけっこうあるとし、そうした要望に応えつつ当該地域の周辺でも農機販売店を巻き込みながら実演の輪を広げてきたことが、今の実績に結びついている。今後もきめ細かく現場対応を図りたいと同社長は意欲をみせている。









