出揃った最新鋭機、実演、展示でPR/みやぎ2025林機展から(2)

一般社団法人林業機械化協会と宮城県の共催による「みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会」が10月5日、宮城県石巻市で開かれ、1万人の来場者を魅了して閉幕した。過去最多の91社が出展した今回の林機展では、ハーベスタやフォワーダといった高性能林業機械をはじめとして木材破砕機やチェンソー、防護服やヘルメットといった安全関連用品など幅広い製品を展示、PRした。今回は国の事業でも機械技術開発などを進める5社の展示内容を振り返る。
今年75周年を迎えたイワフジ工業は、参考出展の▽GFB―90Sフェラーバケットグラップル▽GS―90LKVグラップル▽GP―45Vグラップルプロセッサ全旋回仕様▽U―6EGフォワーダラジコン遠隔操作仕様―など多種多様な製品を並べた。各機種の実演を披露し、多くの来場者の注目の的となった。
同社は、社名ロゴマークを新しくし、ブース内には新ロゴの装飾を施した。射的コーナーを設けたり、アンケートに回答することで限定ミニカーをプレゼントしたりと、来場者を楽しませる工夫も好評だった。
松本システムエンジニアリングは改良したラジコン式伐倒作業車「シン・ラプトルⅡ」を展示実演。立木伐倒部を従来のチェンソー方式からカッターを用いるフェラーバンチャ方式に変更し、作業スピードのアップを図った。松本良三社長は「全国各地でデモの依頼が増えている。人災を無くす取り組みを今後も強化していく」と話した。
この他、高枝・草刈機「アマルガロボ」、ハイブリッドローラーストロークプロセッサハーベスタ「トリケラ」など幅広いラインアップを紹介した。
諸岡は新型フォワーダをメーンにアピール。出展機種は▽MST65F▽MST60FR▽MST80F―などフォワーダ6型式。
MST65FとMST80Fは安定性を高めるためのクローラの長さを延長。積車状態での登坂を助けるストッパーをクローラ後方に追加した。足回り部品も素材変更や焼き入れによって耐久性を大幅強化。ラジエータ本体及び配置を見直し、熱伝導性が高い素材に変更。表面積が拡大したことで排熱効率が向上。
また、木材破砕機4型式、自動運転フォワーダなどを紹介した。
前田製作所はフォワーダFC560Sを展示実演。特定特殊自動車排出ガス2014年基準適合エンジンを搭載。堅牢な車体、快適で安全なキャビンを兼ね備えており、未来の林業に必要な要素を取り入れた。荷台には硬度・引張強度に優れた耐摩耗鋼板スウェーデン鋼を複数箇所で採用。へこみにくい頑丈なつくりで十分な耐久性を確保している。
この他、ナックルブームクレーンMK3053Cや運搬台車「運ん太郎(はこんだろう)」、油圧式集材機FY253などをPRした。
キャニコムは造林作業の機械化・省力化を提案する製品をずらりと並べた。多目的造林機「山もっとモット」の実演を披露。独自開発のスパイククローラで車体が残材や伐根などに乗り上げた時のスリップを防止。運転席自動水平保持機能でオペレータの体を垂直に保ちながら作業できる。一度聞いたら忘れない「イエス ゾーリン ラブ」のキャッチコピーもさすがキャニコムといった印象だ。日刊工業新聞社の「読者が選ぶネーミング大賞」常連の同社。「山なみ傾子」「フルーティまさお」など個性豊かな製品名も注目ポイントだ。









