アイガモロボが補助対象に/井関農機

井関農機(株)(冨安司郎社長・愛媛県松山市馬木町700)は10月29日、同社の取扱製品である「アイガモロボ(IGAM2)」が、農業機械の電動化促進を目的とした、環境省二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(運輸部門の脱炭素化に向けた先進的システム社会実装促進事業のうち、農業機械の電動化促進事業)の対象機械に認定されたと発表した。
アイガモロボの仕組みは、除草ではなく「抑草」。ロボットが水田全体を縦横無尽に走り回り水を濁らせることで、雑草の光合成が妨げられ生育が抑制される。これにより従来の方法と比較して機械除草の回数を削減できる、より効率的でスマートな雑草対策が可能。従来の水田除草機と違い、田んぼに浮かべて稲の上を縦横無尽に動き回るため、条間だけでなく株間の除草にも効果を発揮する。
田んぼに浮かべて電源を入れたら、あとはアイガモロボにお任せ。進化した制御技術を搭載した新しい自動航行により、畦にぶつかった位置情報をもとにロボットが圃場の形状を学習。あわせて未航行地点を瞬時に判定しながら、全体を漏れなくカバーする。また、ソーラーパネルで充電を行いながら動き続けるため、稼働している間は持続的に自律航行が可能だ。
推進方式には柔軟性と弾力を兼ね備えた専用の「ブラシ型パドル」を採用。ブラシが直接地面を捉える仕組みにより走破性が大幅に向上し、これまでのスクリュー型では航行が難しかった部分的に水深の浅い地点も、新しいアイガモロボならスムーズに乗り越えていく。
これにより、航行不能となるスタック状態を回避しやすく、万が一の場合でも迅速に脱出可能な力強さを備え、稼働の安定性がさらに向上した。
従来モデルの設計を大胆に見直し、素材やサイズ・駆動方式などを刷新。抑草性能をしっかりと強化しながらも、最適化されたコンパクト設計により、新型モデルはより求めやすい価格(メーカー希望小売価格は27万5000円)となった。
〈仕様〉
▽型式=IGAM2▽サイズ=長さ900×幅810×高さ253ミリ(ブラシ部分を除く)▽重量=6キロ▽本体素材=発泡ポリプロピレン▽動力=モーター(太陽光発電)▽バッテリー=リチウムバッテリー(リン酸鉄)
なお、2025年8月には(株)ISEKIアグリの「電動モア(ZT4200E―S」が同制度の対象機械として認定を受けている。
対象機械を導入する生産者は、電動農機の販売価格と対応する従来型の農業機械の販売価格の差額の3分の2を受けとることができる。









