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令和7年10月27日発行 第3573号 掲載

ベースマシンメーカーの対応:効率的な作業提案/みやぎ2025林機展から(1)

 宮城県石巻市で5日に開催された「みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会」は、過去最多の91の企業・団体が出展し、多彩な展示・実演で1万人の来場者を魅了した。会場には、これからの林業機械化をリードする新製品が一堂に揃った。ハーベスタやフォワーダといった高性能林業機械の他、木材破砕機やドローン、防護服・ヘルメットなどの安全用品など幅広い製品・サービスをPRした同展の模様をレポートする。今回はベースマシンメーカー5社の展示内容を紹介する。
 コベルコ建機日本は重機の遠隔操作システム「K―DIVE」の操作体験ブースを設けた。K―DIVEは遠隔操作システムと稼働データを用いた現場改善ソリューションで、実機搭乗時のようなコックピットから重機を操作する。
 初日の開会式では荒木治郎社長が挨拶し、「人手不足や働き方改革によって林業でもDX化の動きが進んでいる。これからも安全確保や移動距離の削減など効率化の提案をしていく」と語った。 現在は貯木場やバイオマス発電所で普及対策を進めており、林業現場での導入も目指している。
 コマツはCTL工法を紹介。欧州などでは一般的な林業の工法で、森林内で立木の伐倒と枝払い・玉切りを行い、長さをそろえて丸太を搬出する。ハーベスタとフォワーダの2機種を使用。参考出品のハーベスタ931XCとフォワーダ855(いずれもタイヤ式)を実演した。
 CTL工法は日本の従来工法に比べて、より少ない人数かつ少ない機種で木材生産に関わる一連のプロセスを行うことができ、木材生産における生産性や安全性の向上、コスト低減が期待できる。
 住友建機販売はSH135X―7+KESLA 26RHmkⅢ、SH135X―7+KESLA 25SHmkⅡアドバンスを実演。ストロークハーベスタKESLA 25SHmkⅡは、立木の伐倒から枝払い、測尺、玉切り作業までを1台で可能にし、尺取り虫のように動くストローク機構によって作業効率を向上。無段階かつ可動角が広いチルト機構で作業を効率化する。8月に大分県で開催された「林業機械イノベーションフェスタ」でも実演を披露し、注目されていた。
 日立建機日本の出展機種はZX125W P―Line(完全油圧式クイックカプラ)装着機。P―Lineとは油圧ショベル1台で多用途に活用できるアタッチメント着脱システムで、運転席にいながら一人でアタッチメントを交換でき、施行現場の安全性や生産性の向上に貢献する。会場では脱着作業を実演した。来場者の男性は「これは便利。時短や作業効率化にいいですね」と話し、実演に目が釘付けになっていた。
 日本キャタピラーは「より効率的に、より自由に」をテーマに据えた。生産性と多様性の訴求を重視し、従来以上の製品ラインアップとソリューションを展示した。
 今回は汎用小旋回機「325RR」を出品。今年1月に7年ぶりに復活した注目の機種で、コンパクトな機体でありながら、重量アタッチメントにも対応できる車両安定性を確保する。この他、次世代油圧ショベルを並べ、様々なメーカーのアタッチメントに対応できることをPRした。
 5社のブースを周り、最先端の取り組みを知ることができた。性能が向上し、次々に新機種が登場している。各社がこれからどんなラインアップを披露するか、今後の動きに期待したい。

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