代表目指し78名躍動、WLCへ5名出場/第4回JLCin鳥取

第4回日本伐木チャンピオンシップin鳥取(JLC)が18~19の両日、鳥取県の鳥取砂丘オアシス広場にて開催された。伐木・造材に使うチェンソーの操作に長けた78名の選手が全国から集結し、伐倒、ソーチェン着脱、丸太合せ輪切り、接地丸太輪切り、枝払いの5種目で技術を競った。初日に予選が行われ、プロフェッショナルクラス12名、ジュニアおよびレディースクラスの各2名が翌日の決勝戦に進んだ。プロフェッショナルクラスの上位3名、ジュニアとレディースの優勝者は、来年3月にスロベニアで開催の世界大会(WLC)に日本代表選手として出場できることもあり、決勝戦では競技がいっそう白熱し、会場は歓声と熱気に包まれた。
今年は鳥取でNO.1を決めようぜ!を合言葉に、曇天のなか決勝戦が行われた。全国から集まる選手たちは日常から林業に携わり、山に親しみ、約5キロのチェンソーを自身の手足のごとく操る強者ぞろいだ。競技でしのぎを削りながらも、競技が終わるとお互いを称え合い、他の参加選手にも激励や拍手を送るなど、とてもアットホームな雰囲気が印象的だ。
今回の鳥取大会は、鳥取で初となる日本代表選手を選出する公認競技会として開催。さらに本大会では各競技における各得点、全クラスの合計得点が、過去最高となり日本記録を更新した。
そんな中、日本代表の座をつかんだのは、プロフェッショナルクラスでは今井陽樹さん(1位、群馬県、使用チェンソー=ECHO CS7330P)、高山亮介さん(2位、長野県、同=ハスクバーナ572XP)、松村祐さん(3位、長野県、同=ハスクバーナ572XP)だった。U―24未満のジュニアクラスでは、山岡空さん(1位、長野県、同=ハスクバーナ572XP)、レディースクラスは武藤唯さん(1位、福島県、ハスクバーナ572XP)だった。
山岡さんと武藤さんは昨年に続いて世界大会に参戦する。プロフェッショナルクラスで優勝した今井さんは全競技を終えて「ありがとうございました。競技を始めて数十年になるが、今回の大会が非常に楽しみだった。仲間のおかげで僕はこの場所にいる。みんな本当にありがとう」と表彰台から喜びを叫んだ。
また、結果発表のあと、第4回日本伐木チャンピオンシップin鳥取実行委員会の川上富夫会長から上位入賞者へのメダルの授与があり、鳥取県知事賞が山岡さんと武藤さんに、林野庁長官賞が今井さんに贈られた。
川上会長は今回の鳥取での大会について「段々と参加者も増えて年々盛り上がりを感じる。鳥取県と全国森林組合連合会が一致団結して、本大会を通じてもっと林業を活性化させたい。ジュニアクラスや女性の参加者も増えており、手応えを感じる。林業は国土および環境、ひいては農業の維持にも実は重要な役割を担っている。そんな林業の重要さもPRできる」と力を込めた。
また、全国森林組合連合会の中崎和久会長は「欧米に比べると日本は山の管理・維持については遅れている。昨今のクマの被害なども突き詰めると人間が山に入らず、整備をしていないからだ。そういう意味でも林業はとても重要なのです」と話した。
本大会の入場および観戦は無料であり、当日は多くの来場者で賑わいをみせた。会場には公式スポンサーを始めとする各社の出展ブースで林業関連製品や林業に係る通信技術などが展示された。またキッチンカーも数台乗り入れ、家族連れの来場者も多く賑わいをみせた。









