ネギ調製機の新製品を発表/マツモト

(株)マツモト(松本穣社長・群馬県高崎市倉賀野町2454の3)は16日、本社で、新開発した「ネギ根葉切り皮むき機 ベストロボ スマートX」を農機業界メディアに公開し、明春から受注を開始すると発表した。同機の市場投入により、ベストロボは初代の「MB―1DⅡ型」、皮むき作業も自動化した「オートマZ MBZ―1型」の計3機種が揃い、主に家族労働を主体とした長ネギ生産農家それぞれの営農形態に合わせた省力・効率的調製作業を提案できるシリーズが整った。
新製品の「ベストロボ スマートX」は、ネギの商品価値を大きく左右する根切り作業について、緑色のレーザー光線が示すところに根の生え際を合わせて置くだけで、機械がネギの太さに合わせて適正な位置を判断し、切断刃が動いて根を切断する自動機構を採用、作業に熟達していない者でも価値を損なうことなく仕上げることができる。また、作業者個々の目線方向や体格の違いで適正切断位置がずれないように、根切り深さについては、標準、浅切り1・2・3、深切り1・2の6段階調整を可能にしており、従事者が交替した場合はそれぞれに合わせた調整を行えばいい。
皮むきについては、従来のベストロボと同じ機構で、前段階で根が適正な位置で切断されることにより、一層スムーズに進めることができ、処理能力のアップに結びつく。加えて、これまでの作業体系を変える必要がなく、機械の切り替えがしやすいメリットもある。同機を試用した農家では、A品率が上がって出荷金額が増加し、収益性が格段に向上した。従事者の高齢化とともに、根切りの適正位置の判断が難しくなるケースもあり、そうした農家にはうってつけの製品となる。
同機の能率は、10馬力コンプレッサ使用時は毎時1000~1200本。より大きな能力を持たせたいと15馬力コンプレッサを用いる場合は同1200~1500本の能力を発揮する。
当日は、スマートXと同様の根切り位置自動調節機構を有し、ロボットアームによる皮むき作業の自動化まで加えた「ベストロボ オートマZ」(昨年10月に発表の既販機種)に選別機(参考出展)をドッキングした実演も行った。こちらは1人作業の場合や、作業中にほかの作業に手を取られるような場面でも、作業を中断することなく根・葉切り・皮むきの各作業を進められる三代目ベストロボに位置づけられる製品で、選別機を加えればさらに作業の完成度が高まることになる。
同社は、ロングセラーの根葉切り皮むき一体調製機(レーザー光線で根切りの位置決めが簡単)「ベストロボMB―1DⅡ型」を初代とし、今回発表のスマートXを2代目、オートマZを3代目として、主に家族経営のネギ生産農家の労働事情、処理ニーズなどに合わせ、適切な提案ができる「ベストロボシリーズ」が整ったとし、調製作業の省力化、効率化、そして収益力アップに向け同シリーズの導入を図っていく。
31日から始まる秋田県農業機械化ショーでは、同社ブースで各機の実演を進める。









