スマート普通型コンバインなど来年の新製品発表/クボタ

(株)クボタ(北尾裕一社長)は22日、来年発売する一輪管理機「ウネマスターPro」3型式、普通型コンバイン「KRH450」、えだまめコンバイン「EDC1101」を発表した。開発のねらい、発売型式、特徴、希望小売価格、仕様などを紹介する。
《クボタ普通型コンバインKRH450》
▽開発のねらい 担い手農家が抱える経営課題を解決する手段として、ICT等の先端技術を活用したスマート農業の普及が進んでいる。そこで同社はトラクタ、田植機、コンバイン等においてICT機能を搭載したスマート農機のラインアップ拡充を進めている。
今回、小型クラスの普通型コンバインにおいて、営農支援システムKSASとの連携を強化できる直接通信ユニットを標準搭載したほか、圃場ごとの収量を見える化できる収量センサーを搭載したモデルを市場投入する。
〈発売型式〉KRH450(45馬力)1型式
〈主な特徴〉
(1)KSASとの連携を強化できる直接通信ユニットを標準搭載=直接通信ユニットを搭載しており、スマートフォンなどを介さずにKSASとの連携が可能。収穫作業をするだけで作業日誌が作成できる自動日誌作成や、機械の状態やその日の作業時間、燃料消費量などをスマートフォンやパソコンなどで手軽に確認できるMY農機など、KSASの便利機能が使いやすくなる。
(2)圃場ごとの収量を見える化できる収量測定仕様(J仕様)を採用=グレンタンク下部に収量センサーを搭載(J仕様)。グレンタンク内の穀粒重量を測定し、キャビン内のマルチナビに表示できるほか、収量データは直接通信ユニットを介してKSASに送信される。
(3)作物適合性、メンテナンス性の向上=高水分作物や倒伏など厳しい条件下で作業する場合も高精度な選別が可能。
また、脱こく部の天板にステンレス製のライナーを採用することで、耐摩耗性が向上し、メンテナンス費用の削減を図ることができる。
▽発売時期=2026年4月
〈主要諸元〉
▽型式=KRH450▽区分=CG▽機体寸法=全長4900×全幅2130×全高2550ミリ▽質量=2940キロ▽エンジン型式=D1803―CR―TE5▽総排気量=1・826リットル▽出力/回転数=33・1キロワット(45・0PS)/2700rpm▽燃料タンク容量=55リットル▽クローラ幅×接地長=410×1520ミリ▽平均接地圧=23・1キロPa▽走行速度(標準)=0~1・38メートル/秒▽旋回方式=ソフトターン、ソフト・ブレーキターン▽刈幅=1546ミリ▽刃幅=1446ミリ▽刈高さ範囲=-50~770ミリ▽脱こく方式=軸流式(バータイプ)▽径(コギ歯先端径)×幅=直径542×1700ミリ▽選別面積=0・39平方メートル▽グレンタンク容量=970リットル▽排出長さ=3500ミリ▽排ワラ処理部=排塵カバー▽適用作物=大豆・小豆・麦・そば・雑穀
▽希望小売価格(代表的な型式、税込み価格)※以下、C=キャビン、G=グレンタンク、J=収量測定仕様、S=チョッパ。
KRH450―CG=1144万円、KRH450―CGJ=1162万7000円、KRH450―CGS=1193万5000円、KRH450―CGJS=1212万2000円
《クボタえだまめコンバインEDC1101》
▽開発のねらい えだまめの収穫作業には多大な労力が必要であり、高精度・高能率な機械を求めるニーズが高まっている。クボタは2021年に「えだまめコンバインEDC1100」を発売した。そして今回、従来機よりも作物適合性を向上させ、より多くの品種、地域に対応できるようモデルチェンジした。
〈発売型式〉EDC1101(20馬力)1型式
〈主な特徴〉
(1)引抜ベルトによる莢の損傷の低減=引抜部のローラを従来機の対向固定配置から千鳥テンション方式に変更。引抜ベルトによる着莢位置の低い(地面に近い)莢への損傷を大幅に低減させた。
(2)草丈の適合範囲の拡大=フィードチェーンの作物挟持区間を200ミリ延長した。草丈が長い場合でも脱莢部に詰まることなく、スムーズな排出が行える。
(3)土付着作物への適合性拡大=従来機ではオプションだった「土落としブレードキット」を標準装備。さらに供給丸棒ガイドに関節を追加し、土詰まりを回避。これにより根に多くの土が付着する際の適合性が向上。
(4)暗所作業性の向上=
作業灯を照射角度の広いLEDに変更し、従来機ではオプションだった「夜間作業灯キット」を標準装備。早朝の暗い時間帯の作業性(視認性)が大幅に向上した。
(5)マルチ栽培への対応=マルチキットをオプションで採用。ソリでマルチを押さえ、ミシン目を入れながら収穫することで、裸地栽培と同様の高精度な収穫が可能に。
(6)従来機で評価されている機能はそのまま継承 ▽発売時期=2026年6月
〈主要諸元〉
▽販売型式名=EDC1101―T▽機体寸法=全長4705×全幅(作業時)1940(2120)×全高2005ミリ▽機体質量=1490キロ▽エンジン型式=D902―E3B―HVSI―1▽始動方式=セルモータ式▽総排気量=0・898リットル▽出力=14・7キロワット(20・0馬力)/2900rpm▽使用燃料=ディーゼル軽油▽燃料タンク容量=24リットル▽走行方式=クローラ式▽中心距離=867ミリ▽クローラ幅×接地長=280×1150ミリ▽変速方式=HST無段変速×副変速2段▽走行速度=前進…作業段:0~0・90メートル/秒、移動段:0~1・62メートル/秒、後進…作業段:0~0・87メートル/秒、移動段:0~1・52メートル/秒▽収穫作業速度(前進)=0~0・60メートル/秒▽適応うね高さ=0~200ミリ▽条間=300ミリ以上▽引抜部昇降方式=油圧シリンダ(単動)▽収穫条数=1条▽引抜方式=スポンジベルト挟持引抜方式▽脱莢方式=脱莢ブレード方式▽茎葉選別方式=風選(トウミ)+選別ドラム▽適応作物(草丈)=500~1200ミリ▽同(茎径)=10~20ミリ▽同(収穫可能着莢位置)=地面から100ミリ以上▽収納方式=ビーンタンク▽収納量=ビーンタンク:60キロ、コンテナ台:コンテナ4個(40キロ)▽作業能率(時/10アール)=1・2▽作業人員=1人
▽希望小売価格(税込み価格)▽EDC1101―C=666万500円▽EDC1101―T=697万2900円









