みやざき林機展でPONSSEのデモ/新宮商行

(株)新宮商行(坂口栄治郎社長・北海道小樽市銭函2の32の1)は5日、石巻市で開催された「みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会」において、最新式のPONSSEのフルシミュレーターを出品して、デモや体験会を行い注目を集めた。前日4日に行われたPONSSE55周年記念パーティーにも参加していた同社シミュレーターのプロダクトマネージャーで、同製品の開発者でもあるユッシ・ユルバネン氏が小間でシミュレーターのサポートを行い、体験者に対して懇切丁寧に説明した。
今回出品したシミュレーターはシリーズの4代目で、VRゴーグルにも対応した最新モデル。フルの他、用途に合わせてベーシック、コンパクト、マルチの4タイプを用意する。同社のあるフィンランドを中心に全世界で300台以上が活用されている。
PONSSE社は自社製品の最高パフォーマンスを発揮するため、オペレータ教育に20年以上も前から着目し、2007年にはオペレータを育成する部署を創設して力を入れてきた。オペレータ養成の教育ツールとしてPONSSEのフルシミュレーターは、現場に入る前段階での技術習得や実地で伐採などをすることなくトレーニングできることなどの利点から活用されている。
特に今回出品したフルシミュレーターは、実際の林業機械の環境に限りなく近いトレーニング環境をユーザーの周囲に形成。前方及び左右1つずつの計3面のスクリーンを備えており、非常に広く、実物に近い視野を提供する。PONSSEマシン専用制御システムOptiと、人間工学に基づいたデザインを組み合わせることで、長時間の学習も実機さながらの乗り心地で疲れにくく、楽しくトレーニングを行うことができる。Optiは、PONSSEハーベスタヘッドを操作・制御するためのコントローラーで、見やすいタッチパネルを有し、高機能・高性能。ハーベスタヘッドと油圧ショベルの能力を最大限に引き出す。
機械の調整は実際の林業機械と同じように機能。このため、フルシミュレーターは整備士のトレーニングにも最適。様々な機械の故障をシミュレートすることができ、その故障はOptiの診断機能を使って追跡することができる。新機能のキャリブレーション演習機能は、機械の測定精度を維持する方法を学ぶのに役立つ。
付属されているSimトレーナーソフトウェアは、学習をより効果的で多様にする。高度なシミュレーションにより、立木の配置など、仮想環境の地形を形成、構築、制御することが可能。様々な練習モードが含まれており、あらゆるレベルの受講者グループに理想的なトレーニングメニューを作成できる。また、非常に特殊な操作環境などの状況に応じて、さらに効果的な独自の演習を作成することも可能。
フルシミュレーターは、PONSSEの製品と同一のレバー配置、レバー操作を実現し、あたかも現場で作業をしているかのようなリアルなトレーニングを積むことができる。さらに、作業に掛かった時間やブームの移動距離、材の太さや長さなど、様々なデータが取得でき、データを使って作業の振り返りをすることで、より効率的に作業方法を習得することができる。
PONSSEシミュレーターは小樽市銭函にある新宮商行林業機械部本部にも新たに導入し、高性能林業機械の普及を目的に、11月より、ユーザーや販売代理店向けの講習、自治体や官公庁向けの説明会、教育機関向け体験会などを開始する。









