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令和7年10月20日発行 第3572号 掲載

最新鋭の機器一堂に/2025みやぎ林機展を行く

 一般社団法人林業機械化協会(島田泰助会長)と宮城県の共催による「みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会」(林機展)が5日、宮城県石巻市の仙台塩釜港(石巻港区)雲雀野(ひばりの)地区で開催された。林業関係者や家族連れなど1万人が来場し、盛況だった。過去最多の91社が出展。そのうち14社が新規出展となり、国内最大級の林業機械の総合展示会としての注目度の高さを示している。展示会場をフォトルポした。
 同展示会は、国土緑推の令和7年度「緑と水の森林ファンド」事業の助成を受け実施。約6ヘクタールの広大な会場内に各社がブースを出展し、ハーベスタやフォワーダといった高性能林業機械がずらりと並んだ。チェンソーや木材破砕機、防護服・ヘルメットなど安全用品の他、今年は車両関連やドローン、仮設トイレ、燃料、通信機器などの展示もあり、これまでよりも幅広い製品・サービスをPRしていた。1日目は晴天に恵まれたが、2日目は前夜からの雨の影響で会場に水溜まりができ、来場者の安全を考慮して開催中止となった。
 コベルコ建機日本は重機の遠隔操作システムK―DIVEの試乗体験を実施。林業専用機K―FORESTシリーズをPR。アメリカ発祥のパーティスポーツ・コンホールの体験イベントで来場者を引き付けた。
 コマツはCTL工法のフォワーダとハーベスタの実演を披露。いずれもホイール式。運転席に座ることもでき、林機展ならではの体験に大人も子どもも興味津々の様子だった。
 住友建機販売はストローク式ハーベスタとローラ式ハーベスタなどを実演。シミュレータ林業仕様機伐倒ゲームも用意。同社が発行する情報メディア「森友」をPRした。
 日立建機日本は油圧ショベル1台で多用途に活用できるアタッチメント着脱システム「P―Line」を実演。林業セミナーでは素材生産者が最新の取り組みを紹介した。
 日本キャタピラーは汎用小旋回機325RRを展示。今年1月に7年ぶりに復活させた注目の機種。トートバッグやパーカー、ぬいぐるみといったオリジナルグッズ売り場も盛況だった。
 レンタルのニッケンはマツクイムシ対策に有効な機械セット(小型グラップル、フォワーダ、小型破砕機)をPR。今年は中古機の展示もあり、中古機導入によるコスト削減を提案した。
 創業75周年を迎えたイワフジ工業は参考出展のフォワーダU―4EG(脱着フォワーダ仕様)などを実演。射的コーナーを設置し、来場者を楽しませる工夫も凝らしていた。
 松本システムエンジニアリングは改良したラジコン式伐倒作業車をお披露目。刃を従来のチェンソーからカッターに変え、性能を向上させた。「トリケラ」「アマルガロボ」など自慢の機械の実演で盛り上がった。
 諸岡は新製品のフォワーダMST65F、MST60FR、MST80Fを目玉とし、実演を披露した。他にも自動運転フォワーダや木材破砕機など多種多様な機械をアピールした。
 前田製作所はフォワーダFC560Sを展示。堅牢な車体と快適で安全なキャビンで整備性に優れており、未来の林業に必要な要素を備えている。
 リタプラスは日本ケスラのハーベスタをずらり並べた。MUS―MAXのウッドターミネーターも紹介した。
 新宮商行は、今年55周年を迎えるポンセ社のハーベスタヘッドとフォワーダの実演を披露。性能を確認しようと多くの来場者が注目し、人だかりができていた。
 緑産は新開発した国産コンパクトチッパーREX―Oneを林機展で初披露。この他、CLAAS社製の超大型トラクタやテレハンドラーを展示した。
 キャニコムは多目的造林機「山もっとモット」を実演。アタッチメントを変えることで根株処理、下刈り、残材集材、コンテナ苗運搬などができる。
 サンエイ工業はパワクロ式リモコン草刈機「Agria9500」とラジコン式電動草刈機「Raymo」を展示し、多様な現場に対応する草刈りソリューションを提案。
 KANEKO重機はマルチャーC4シリーズやイタリア生まれのマルチャー「FEMAC」のほか、ウッドプロセッサーを展示した。
 チェンソーメーカーのやまびことハスクバーナ・ゼノアの2社は、WLC(世界伐木チャンピオンシップ)に出場した日本代表選手らのデモンストレーションで性能をアピールした。繊細かつ迫力のあるデモを繰り広げ、来場者の目を釘付けにしていた。
 安全関連用品の出展も多く、新宮商行や和光商事、ファナージャパン、山陽商事、トーヨなどがそれぞれ防護服やヘルメットなどを出展。ペツルジャパンが高所作業向けのハーネスやロープを出品していた。
 おもてなし広場ではキッチンカーやテントなど40の飲食店が並び、多くの人で大盛況だった。牛タン串や焼き牡蠣、石巻焼きそばなど地元の食材を使ったメニューを提供し、どれを食べようか迷ってしまうほどだった。
 林機展の会場を隈なく回ってもらえるように企画したクイズラリーでは、宮城県や石巻市にまつわる問題を出した。正解者には景品がもらえるとあって、来場者が楽しそうにチャレンジしている様子が印象的だった。抽選会場には列ができていた。

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