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令和7年10月20日発行 第3572号 掲載

生分解テープがグッドデザイン賞/マックス

 マックス(株)(東京都中央区日本橋箱崎町6の6)の5製品が「2025年度グッドデザイン賞」を受賞した。5製品の同時受賞は、同社として過去最多。受賞製品はホッチキス「HD―10G」、ねじ打機「ターボドライバA(エース) HV―R41G6(D)」、充電式メッシュ筋カッタ「PJ―C060」、鉄筋結束機「コネクティッドツインタイアRB―442T―C―B2C/1450A」、誘引結束機「テープナー」用「生分解テープ」の5製品。
 このうち、「生分解テープ」をみると、支柱や番線に茎やつるを固定するためのテープをホッチキスどめする誘引結束機「テープナー」は、1969年に同社が世界で初めて製品化。従来の藁や紐による手縛りの誘引作業に代わり、大幅な省力化と快適な操作性を実現、現在では国内外で広く使用されている。
 これまで使用後のテープは、自然に分解されないため、枝や茎などの残渣とともに焼却処分されるか、使用後のテープを拾い集めることもあった。近年は焼却規制がある地域も増え、環境配慮の観点から、使用後のテープを土中へ埋めることへの抵抗感の高まりがあり、拾い集める手間も生産者の負担となっている。「生分解テープ」は、このような環境やSDGs達成に配慮し、生分解性樹脂を使用。土に埋めると微生物の働きで分解され、最終的に水と二酸化炭素になるため、地面から拾い集める手間が省ける。また、十分な結束保持力も備えているため、大玉トマトなどの重量がある作物にも使用可能。
 グッドデザイン賞審査委員による評価コメントは次の通り。
 「作物の収穫後には土壌に落ち、微生物によって分解される機能を持ちながら、栽培期間中は十分な結束強度を維持する。収穫後に拾い集める手間を省き、そのまま分解される点が大きな特徴であり、理にかなった賢い商品である。キュウリやトマト、ブドウなど必要な保持期間には耐久性を確保し、土に埋めると2、3カ月で分解される。この絶妙なバランスは、素材研究と多くの使用実験によって実現されたものであり、開発姿勢の誠実さが感じられる。また、従来のテープナーをそのまま使用でき、リフィールとして多様なテープを提供するなど、ユーザーの使い勝手に配慮している点も高く評価できる。作物の種類に合わせ『リフィールの進化』をしながらユーザーの期待に応える、優れた商品である」。

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