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令和7年10月20日発行 第3572号 掲載

「KATR」がドイツのデザイン賞受賞/クボタ

 (株)クボタ(北尾裕一社長)は15日、同社が開発を進める全地形型プラットフォーム車両「KATR」が、世界三大デザイン賞の1つである「レッドドット・デザイン賞」(主催:独ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター)のデザインコンセプト部門において、「レッドドット賞」を受賞したと発表した。
 〈「KATR」について〉
 (1)製品のコンセプト=「KATR」は、傾斜地や凹凸のある路面でも4本の脚を油圧で曲げ伸ばしして適切な重心を維持することで、荷台を平らに保ちながら走行することができるため、不整地でも最大240キロの積載物の運搬が可能。製品設計・デザインともにモジュール設計を採用しており、車幅やホイールの大きさなどの仕様を柔軟に変更することができ、様々な作業条件にスムーズに対応可能。さらに、多様な機器と組み合わせるプラットフォームとして使用することで、農業や林業、建設業、災害現場など幅広い現場での活用が期待されている。将来的には、AIや自動運転技術を活用し、人と協働する自律型の車両化を構想している。
 (2)デザインの特徴=人と協働する車両にふさわしい生き物のような親しみやすさと力強さを備えた、合理的で洗練されたデザインを目指した。前後対称の外観は自動運転車両としての柔軟な作業性を象徴していることに加え、モジュール設計のため様々な仕様に対応できるのも特徴。
 また、光や音で車両の状態や作業提案などを自発的に行うことを構想している。車体の照明による進行方向の明示や、人が近づき一時停止した場合にセンシングしていることの可視化に加え、音声で作業提案を行うなど、人との双方向のコミュニケーションによる、人と車両の自然な協働を可能にする。
 【レッドドット・デザイン賞について】
 「レッドドット・デザイン賞」は、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター(Design Zentrum Norhein Westfalen)が主催する国際的なデザイン賞で、60年以上の歴史がある。
 「プロダクトデザイン」、「ブランド&コミュニケーションデザイン」、「デザインコンセプト」の3つの部門に分かれており、それぞれ年に1度世界的なデザインの専門家による審査が行われる。
 「KATR」が受賞した「デザインコンセプト賞」は、コンセプトや試作機から市場投入前の製品まで、開発段階にあるものが対象になる。
 審査では、革新性、美的品質、実現可能性、機能性、感性価値、影響力(実利性・社会貢献度)の6項目において総合的に評価される。

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