電動芝刈機を米国で公開/ホンダ

本田技研工業(株)(三部敏宏社長)は、ホンダが開発・販売する商品で初となる電動乗用芝刈機「ProZision(プロジション)」シリーズとして、芝刈り作業を自動運転で行う「ProZision Autonomous(プロジション オートノマス)」、手動運転で行う「ProZision」の2機種を、米国ケンタッキー州ルイビルで開催される「Equip Exposition 2025」(10月21日~24日開催)で世界初公開する。ProZision Autonomous、ProZisionの2機種は、2026年中に米国での発売を予定している。
ホンダは、2012年に欧州でロボット芝刈機の初代モデル「Miimo(ミーモ)HRM500」を発売して以来、芝刈り・草刈り作業の省力化、効率化に貢献する製品を提供し続けている。
今回発表するProZisionシリーズは、これまで同社が芝刈機の研究開発で培ってきた高度な芝刈り技術に加え、最新の自動化・知能化技術を搭載した乗用芝刈機。造園作業の過酷な条件にも対応する高い走破性と、MicroCutツインブレードを活かした高い刈り取り性能を実現した。
ProZision Autonomousは、GNSSで正確な自己位置を認識しながら、あらかじめ作業者が設定した芝刈り経路やパターンを記憶し、高精度に再現することで自動運転での芝刈り作業を実現する。搭載されたレーダー、LiDARにより周囲360度のセンシングを行い、地形の変化や障害物を検知し、自動で走行経路を判断することで、作業者が乗車することなく安全な刈り取り作業と高品質な芝の仕上がりを可能としている。造園業界の人手不足解消やコスト削減のほか、悪路や塵埃などによる過酷な環境における作業者の負荷軽減にも貢献する。
ホンダは、今後も電動化に加え自動化・知能化技術の進化と搭載の拡大に取り組み、人々の生活に貢献する製品を提供していく。
【ProZisionシリーズの特徴】
▽優れた刈り取り性能=3基のMicroCutツインブレードにより芝が細かく裁断され、放出された芝が分散しやすくなるためきれいな仕上がりになる。また、作業者の熟練度や好みおよび芝の状態に合わせて高速・ノーマル・丁寧の3つの走行モードを選択でき、芝刈り作業の生産性向上と高品質な芝の仕上がりに寄与する。
▽操作性・快適性=バッテリー残量など、作業者が必要な情報を表示するディスプレーを装備。また、走行レバーとシートを一体とした構造により、シート位置を調整しても操作性を損なうことなく、快適な姿勢で芝刈り作業を行うことができる。さらに、フルサスペンションの採用で、丘陵地や起伏のある地形でも低振動でスムーズな走行を実現し、作業者の疲労軽減につなげている。
【ProZision Autonomousの特徴】
▽自動運転=作業者が手動走行によりあらかじめ設定した芝刈り経路・パターンを記憶させた(ティーチングモード)後、スマートデバイス上のアプリから自動作業を指示すると、機体はGNSSで自己位置を正確に認識しながら設定された作業経路・パターンに沿って芝刈り作業を行う(プレイバックモード)。複数の作業現場向けに異なる刈り取り経路を設定できるため、様々な条件下でも熟練作業者の操作なしで刈りムラを抑え、均一で整った芝の仕上がりを提供する。
▽安全機能=レーダー、LiDARを搭載することで障害物を360度全方向でセンシングし、障害物の接近を感知すると減速または停止する。また、四輪車開発で培った同社独自のトラクションコントロール機能により、傾斜地での自動運転も安定して行える。
【ProZision Autonomous主要諸元】
▽機種名=HZA60RXB▽機体寸法=全長2058×全幅1564×全高1909ミリ▽全装備重量=657キロ▽ブレードタイプ=21インチMicroCutツインブレード▽刈り高さ=1・5~5・25インチ(電動調節)▽刈幅=60インチ▽最大作業速度=毎時10マイル(約16キロ・手動運転)/同6マイル(自動運転)▽最大可能作業傾斜角=15度(手動運転)/10度(自動運転)▽充電時間=16・5時間(120ボルト)/6・5時間(240ボルト)









