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令和7年10月13日発行 第3571号 掲載

JLCの歴史を振り返る/JLC in 鳥取特集

 今回で第6回目を数え、鳥取県で行われてきた「日本伐木チャンピオンシップin鳥取」を公認大会として認定、初めて青森県以外での大会開催と歴史を積み重ねている日本伐木チャンピオンシップ(JLC)。当初、プロフェッショナル部門だけだったものが、U―24のジュニアクラスと女性を対象とするレディースクラスを加えるなど門戸を広げている。
 大会としては、技術レベルの向上が図られるとともに、出場する選手の数も回を重ねるごとに増加、名実ともに日本を代表するチェンソーの競技会としての地歩を固めている。ここ2大会は、出場選手を抽選で選出する事態となっている。
 これまで開かれた5回の大会を振り返ってみよう。
 記念すべき第1回大会は、平成26年5月11、12の両日、青森県青森市にあるモヤヒルズで開かれた。大会の名称は「WLC2014第1回日本伐木チャンピオンシップin青森」。8県から20名が出場した。歴史に名を刻む初代のチャンピオンに輝いたのは、青森県の前田智広氏((有)前田林業)、5種目の合計得点は1376点だった。
 第2回大会は、2年後の平成28年5月21、22の2日間、同じモヤヒルズで開かれた。出場選手は31名。前田智広氏が見事連覇を果たした。合計得点も1537点と前回を大幅に上回り、技量のアップを示した。
 この第2回は女性が初めて出場した大会として記録される。現在、一般社団法人林業技能教育研究所の所長として安全講習・研修の講師として全国を駆け巡っている飛田京子氏が参戦した。
 そして回を重ねるごとに出場選手、規模も広がっている。平成30年5月19、20の両日、モヤヒルズを会場に開かれた第3回大会には、22都道府県から68名が参加。この大会からプロフェッショナルとともに24歳以下のジュニアクラスが設けられた。エキシビジョンで韓国から2名が参加するなど国際色も帯び始めた。また、参加選手の増加に伴い、大会初日に決勝出場選手を決める予選制度が採用された。
 第1位は、青森県の(有)マル先先崎林業に勤める先崎倫正氏。前田氏の大会3連覇を阻んだ。この両名と青森県森林組合連合会の秋田貢氏の3名、そしてジュニアクラスでトップの横山大蔵氏(当時は岡山県の(株)岡田林業所属)の4名がWLC日本代表として出場した。
 この大会で特筆すべきは、優勝した先崎氏の得点が過去最高だったのをはじめ、上位4名の得点が1500点を突破していることだ。出場選手の競技力が明らかにレベルアップし、出場選手全体の技能レベルも向上していることを示すものといえる。
 そして新型コロナウイルスがあって延期を余儀なくされた第4回大会が令和4年5月21、22の2日間、モヤヒルズを会場に開催された。まだ5型に移行する前とあって、新型コロナウイルス対策を講じての大会となったが、24都道府県から97名が参加し、出場選手数としては過去最高となった。
 この第4回大会は、初めてレディースクラスが独立し行われた大会。プロフェッショナル、ジュニアと並ぶ3クラス体制となった。世界大会であるWLCがレディースを設けていることを受けて設置したものだが、優勝した青森県ウッドホープ(株)の岡田望氏は男子のジュニアクラスでも第2位に相当する1441点を獲得した。世界大会でも種目別とはいえ、金メダルを獲得する快挙を達成した。
 そして前回大会となる第5回は2024年6月1、2の両日開催。それぞれプロフェッショナル57名、ジュニア9名、レディース10名が出場した。優勝したのは、ジュニアクラスでWLCに出場した経験を持つ高山亮介氏((有)矢守産業)。横山大蔵氏(下仁田森林組合)第2位、杉本和也氏(岐阜県立森林文化アカデミー)第3位。U―24のジュニアは山岡空氏((有)矢守産業)、レディースは武藤唯氏が第1位となった。この5名が同年9月開催のオーストリアの第35回WLCに日本代表として出場した。
 ちなみに高山選手の種目別の得点は、伐倒640点、ソーチェン着脱130点、丸太合せ輪切り185点、接地丸太輪切り226点、枝払い416点の計1591点。過去4回に比べて最も高い得点となった。
 このようにJLCは回を重ねるごとに規模、質ともに充実してきており、世界を目指すレベルの高い大会に成長している。

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