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令和7年10月13日発行 第3571号 掲載

過去最多の91社が先進技術を披露、バリエーション豊かな展示/みやぎ林機展

 一般社団法人林業機械化協会(島田泰助会長)と宮城県の共催による「みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会」(林機展)が5日、宮城県石巻市の仙台塩釜港(石巻港区)雲雀野(ひばりの)地区で開かれた。国土緑化推進機構の令和7年度「緑と水の森林ファンド」事業の助成を受け実施された同展には、過去最多の91社が出展し、1日目は晴天に恵まれ、林業関係者や家族連れなど多くの来場者で賑わった。会場内にはハーベスタやフォワーダといった高性能林業機械がずらり。チェンソーや木材破砕機、防護服・ヘルメットなど安全用品の他、今年は車両関連やドローン、仮設トイレ、燃料、通信機器等の出展もあり、各社がそれぞれのブースで自慢の製品をPRした。2日目は前夜からの雨の影響で会場に水溜まりができ、状態が悪いため、開催中止となった。
 開幕に先立ち行われた開会式では、主催者である林業機械化協会の島田会長が挨拶し、「過去最大規模の展示実演会となり、最新の林業機械や関係資材が並んでいる。地球温暖化問題などを背景に、森林林業への関心が高まっている。安全かつ効率的な林業を実現するための原動力とし、これからも機械化を進めていきたい」と意気込んだ。
 続いて、来賓として林野庁研究指導課技術開発推進室の塚田直子室長が祝辞を述べ、同庁の小坂善太郎長官のメッセージを代読。「展示実演会は災害に強く、地球環境の保全を担う未来の林業の姿を示す貴重な機会。地域の森林資源の価値を再認識し、持続可能な社会の実現に向けた一歩となってほしい」と呼びかけた。
 また、石巻市の工藤均副市長が「人口減少や担い手不足による森林資源の適正管理・活用が課題。作業の効率化・省力化を進めて、林業・木材産業を持続的に発展させていかねばならない。展示実演会は最新機械や技術を体験できるまたとない機会。宮城県内の名物も楽しんで」と挨拶。
 さらに、昨年10月の福井林機展で実施した来場者アンケートで、「関心の高かった展示・機械」として最も多くの票を集めたコベルコ建機日本(株)を表彰し、島田会長が同社の荒木治郎社長に記念品を贈呈した。
 荒木社長は「大変光栄な賞をいただいた。遠隔操作システムK―DIVEへの関心が高かった。人手不足や働き方改革によって、林業においてもDX化の動きが進んでいる。これからも安全確保や移動距離の削減など効率化の提案をしていく」と話した。
 約6ヘクタールの広大な会場内には未来の林業を担う最新鋭の機械が勢ぞろい。高性能林業機械を中心に、重機の遠隔操作システムや無人伐倒作業車、木材破砕機などが並んだ。各機種の実演や試乗体験には多くの人が集まり、注目されていた。チェンソーのデモンストレーションではWLC(世界伐木チャンピオンシップ)に出場した日本代表選手が匠の技術を披露し、来場者の目を釘付けにしていた。
 島田会長は、「林業機械への関心の高まりを実感した。プロのみならず家族連れも多く見られ、来場者だけでなく出展社からも良い反応をたくさんいただけた。日本の森林・林業における機械化は重要なキーワード。遠隔操作や無人化の取り組みがどんどん進歩している。今後の動きにも大いに期待したい」と総括した。

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