国産国消フェスが盛況/JAグループ

JAグループ(全国農業協同組合中央会)は4日、都内千代田区のKITTE丸の内1階アトリウム・テラスにおいて、「食と農でつながる国消国産フェス」を開催した。国消国産は私たちの国で消費する食べ物は、できるだけこの国で生産するという考え方のことで、日本の食と農について知って、国産農畜産物をさらに味わってもらうきっかけを提供したいという想いから、国産農畜産物について楽しく学び、美味しく味わうイベントを提供した。
会場の特設ステージではJAグループサポーターの林修氏が登壇し、全国農協青年組織協議会(JA全青協)会長や、東京農業大学の学生とのトークショーを実施したほか、タレントのギャル曽根さん、QuizKnockの鶴崎修功さん・東問さんをゲストに迎えた国消国産クイズ大会、JAグループキャラクターの笑味ちゃんとハローキティがコラボしたグリーティングなども行われ、若者から親子連れ、お年寄りまで大勢の観覧者で賑わった。
また、会場ではJA全青協及び東京農業大学による自慢の農産物・加工食品を集めたマルシェが行われたほか、JA全農による和牛試食会、秋の食材を使ってちょうど1キロを量るゲーム「触って感じる重量感覚チャレンジ」、国産和牛や各地の味覚が当たる「スタンプラリーガチャ」なども開催され、参加者が楽しみながら各小間をまわっていた。和牛試食会は、国内でもっと和牛を食べてもらうために、JA全農が令和7年度和牛肉需要拡大緊急対策事業の一環で実施したもの。今回は佐賀県産・福岡県産のサーロイン・リブロースをその場で焼いて提供し、「ちょっといい日に和牛をたべよう!」と呼び掛けていた。通りがかった観光客や買い物客らは和牛が焼ける独特の香ばしい匂い(和牛香)に引き寄せられ、柔らかくて美味しい焼肉を堪能。さらにゲームやステージイベントを通して国産農畜産物について楽しく学び、お土産に全国各地の新鮮な野菜や果物、加工食品などを買い求めていた。
林修氏とJA全青協・北川敏匡会長のトークショー「国消国産レッスン」では、日本の食料自給率は約4割で年々低下していることを踏まえ、このままでは国産の美味しい食材が食べ続けられなくなるかもしれない危機的状況だと指摘。この緊急課題を解決するには国民が国産を選んでいくことが必要だとし、「ちょっと高くても美味しくて安全な国産食材を食べることが自己投資にもなる。最近は推し活が流行しているが、ぜひ国消国産を推しにしてほしい」(林氏)、「作る側としても、消費が減ってしまうとまわらない。国産食材を1つでも多く選んでもらえると生産者も心置きなく作れるので、国産の良さを理解して食べてほしい」(北川会長)などとコメントした。
また、マルシェにてご当地の食材・加工食品を出品していたJA全青協の会員らに話を聞くと、「自分たちが作っているものを直接販売することで、消費者と生の声をやり取りして、相互理解を深めたい。農産物は交流のツール。米や農産物がなぜ値上がりしているのかといった事情を伝え、また、消費者の声も聞いて生産に反映していきたい」、「ここにあるのは見た目も綺麗に揃っている農産物のエリートばかり。手間暇をかけ、想いをこめて作っている。価格だけでなくそうした背景も見て、美味しい国産を選んでほしい。そして、産地にも来てもらって、もっと様々な食を味わってもらえたら」などと想いを語ってくれた。









