市場の概況:米関連製品が活発/三重県特集

8月の最も暑い時期に稲刈りのピークを迎える三重県。各販売会社および全農は、猛暑と格闘しながら農機の拡販に勤しんだ。米価上昇により生産者の購買意欲は高まっている雰囲気だが、一部の大規模農家のみが恩恵にあずかり、小中規模農家にはさほど影響がないとも聞く。
農機の荷動きは米関連のものが圧倒的に多く、中山間地域では草刈り関連製品の荷動きが堅調である。一方、県の農機市場では需要が高まる中、供給が追いつかず、「モノがない」状況にある。経済的・物理的な理由による離農も他県同様に続いており、「最近は、酷暑を理由に離農する農家もいる」との声も聞いた。
県下では、トラクタが25馬力、田植機は6条植え、コンバインは4条刈といったクラスがボリュームゾーンとなっている。2024年の後半から精米機、籾すり機、色彩選別機といった米関連製品の荷動きが活発になり、今後もこの流れは続きそうだ。また、小中規模農家による農機への投資が増えるのではと予測する販売店担当者も多い。
モノがない状況がいつまで続くのか不明だが、需要が増える状況下で、いかに先回りして生産者から受注を取るか。これが営業面での肝となりそうだ。また、各社ともアフターサービス(整備・修理)の充実に一層の力を入れており、作業機メーカー各社と協力して研修会などの場を設け、農繁期のマシンダウンの回避を図り、これをもって農機損壊による離農に歯止めをかける構えだ。









