加工・業務用レタス現地検討会を開催/野菜流通カット協議会

野菜流通カット協議会(木村幸雄会長)は9月30日、長野県で加工・業務用レタス現地検討会を開催した。
加工・業務用野菜の主要品目で機械化一貫体系の導入が進められている中、レタス収穫においては今なお手収穫の状況にあり、機械化が早急に求められていることから、レタス収穫機の普及や国産の加工・業務用レタスの生産・流通の拡大を図るため、国内で初めて実用化に成功した(株)デリカのレタス収穫機「DX―121」の実演及びセミナーを行った。
当日はまず長野県北佐久郡御代田町にある(有)トップリバーのレタス圃場にて、レタス収穫機を実演。デリカ開発技術部課長の胡桃沢隆氏が説明と実演を行った。
胡桃沢氏によると、同機は(有)トップリバーとともに開発。左右同時に2条のレタスを収穫することができ、オペレータは畝の溝をまっすぐ走行するだけでよく、刈取部のコンベアと円盤によって自動的にレタスに追従して根本を切っていく。実際の収穫では収穫機の後ろを調製役の人間が追従し、外葉を取り除いてピックアップする。実演ではレタス収穫機をゆっくり走行させながら、次々と着実かつきれいにレタスの根本を切っていく様子が見てとれた。
さらに速度を徐々に上げていき、最高速度まで実演。最高速度では1個当たり0・2秒で収穫可能だが、実際は調製する人の作業が間に合わず、また、暑い気候下で放置するとレタスがしなることから、1個当たり1秒を基本に想定。歩留まりは約9割に達するという。課題としては、畝の端に植わっている・外葉が垂れ下がっているレタスへの対応などをあげ、稼働速度や追従する人員数、レタスの植え方など効率の良い体制や方法を模索中だとした。
実演の後、佐久平交流センターに移動し、セミナーを実施。冒頭、挨拶した木村会長は、人がどこまでやって機械がどこまでやるかを明確にしておくことが一番大事だとし、その思いが開発者に伝わればローコストで良いものができると語った。また、機械の値段を下げるにはたくさんの人が活用することだと述べ、収穫機の普及に期待を寄せた。
続いて農林水産省農産局園芸作物課課長補佐の大西健介氏が来賓挨拶し、野菜作は収穫・調製・出荷に時間がかかっている現状を述べ、今回披露した機械はまさに作業効率アップに資するものだと称賛した。
その後、5講演と総合討論が行われ、理解を深めた。









