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令和7年10月6日発行 第3570号 掲載

千葉県長生農業事務所の「畑女子セミナー」に協力/井関農機・さなえ倶楽部

 千葉県長生農業事務所は1日、千葉県茂原市法目の農産物直売所ねぎぼうず旧店舗会議室で「畑女子セミナー」を開催した。これには茂原市や白子町、長南町から9人の若手女性農業者が参加。井関農機(株)(冨安司郎社長)の農業女子プロジェクトでの個別企業活動「夢ある農業女子応援Project」の一環として同社が協力。女性推進チーム「ISEKI Agrinno Ladies さなえ倶楽部」のメンバーが、参加者に農作業安全について講義し、トラクタと管理機の基本的な点検・整備・操作方法を解説した。
 セミナーでは、まず、主催者を代表して長生農業事業所主席普及指導員の矢内雅楽子さんが挨拶に立ち、「農業を発展させるためには女性農業者の活躍が不可欠だ。セミナーで学び、それぞれの農業経営に役立ててほしい」と話した。
 次に、さなえ倶楽部メンバーの梶尾未来さんが農作業安全についてスライドを用いて説明。農作業における死亡事故の発生件数は2021年は242人。特に高齢者に多く、農業機械作業に係る事故の割合が変わらず高いことを紹介した。
 原因別発生状況ではトラクタの転落・転倒事故が約7割を占めており、自脱コンバイン、防除機、刈払機などが原因となるケースもある。
 事故事例を示し、それぞれの原因や対策方法について解説。トラクタでの作業前に大切なのは、▽無理のない作業計画を立てる▽定期的な点検・整備を必ず行う▽安全フレームを確実に立てた状態にする▽シートベルトを着用する―ことなど。
 走行時は▽高速での急旋回や坂道での急旋回、片ブレーキによる急旋回をしないこと、作業中以外は必ず左右のブレーキペダルを連結することなどが大事だと強調した。
 実習では、新型トラクタ「BF25」を使用し、ドイツ製サスペンションシートの乗り心地の良さを実際に座って体感。さなえ倶楽部の海發育実さんがエアクリーナの掃除方法やエンジンオイルの点検方法、ロータリ爪の交換時期の目安などについて紹介した。
 管理機の実習では、武村友萌さんと梶尾さんがメンテナンス方法を教えたほか、草が絡まったときは必ずエンジンを停止させること、バック時は後方確認を怠らないようにすることが大事だと話した。
 農業就業人口の約4割を占める女性農業者が農業経営に果たす役割は大きく、担い手としての活躍が期待されている。一方、家事や育児などで、農業生産における知識や技術を学ぶ機会は限られている。今回のセミナーは、農業機械の基本的な構造や安全な操作方法、農作業安全について学び、主体的な経営参画に役立てる目的で開催したもので、参加者からは安全作業の必要性が分かったなどの声が聞かれた。

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