農業WEEKで最新技術を発信/農林業メーカー各社が出展

国内最大/アジア最大級の農業・畜産総合展示会「第15回農業WEEK(通称J―AGRI TOKYO)」が今年も盛大に開催された。10月1~3の3日間、千葉市美浜区の幕張メッセを会場として実施された今回の農業WEEKでは、15周年を記念した特別イベントも実施され、同時開催された「第19回GARDEX(国際ガーデン&アウトドアEXPO)」や「第15回TOOL JAPAN」も併せて盛況を博した。これらの展示会には業界からも多くの企業が出展し、最新の技術や製品、サービス、プロジェクトなどを広くアピールしていた。ここでは、写真を中心に各社の展示のもようを振り返る。
「第15回農業WEEK(通称J―AGRI TOKYO)」にはロボット・ドローンなどのスマート農業をはじめ、有機農業などの環境保全型農業関連製品・技術、施設園芸・植物工場関連資機材、生産性向上に役立つ農機・肥料・鳥獣害対策技術、6次産業化関連製品・サービスなど幅広い農業関連技術が出揃った。15回目を迎えた農業WEEKでは15周年記念特別企画も盛りだくさんとなっており、近隣の豊砂公園では最新のスマート農業機器の展示・実演を披露した「スマート農業タッチ&トライ2025@豊砂公園」が行われた。また、同時開催された「第19回GARDEX(国際ガーデン&アウトドアEXPO)」や「第15回TOOL JAPAN」にはガーデニング用品、アウトドアグッズ、緑化資材、プロツール、DIY等の最新製品が一堂に会した。
これらの展示会には、今年も農林業関連の各社が最新技術・製品を展示し、広くアピールしていた。各社による出展概要の一部をみる。
井関農機は「スマート農業タッチ&トライ2025@豊砂公園」のイベントにて、会期中3日間にわたりロボット田植機「さなえPRJ8」(8条植え)を展示・実演。同機は有人監視下において、リモコン操作で無人かつスピーディーに植付け作業ができるもので、省力化や人材確保、規模拡大に役立てられる。豊砂公園では実演が行われ、農業者のみならず多くの人の関心を引いた。
ヤンマーホールディングスは、グループ横断で進めている未来の農地を守るプロジェクトの「SAVE THE FARMS by YANMAR」を紹介。環境再生型農業×営農型太陽光発電を組み合わせて、環境への貢献、地域での雇用創出、農業の新たな収益モデルを実現するソリューションを提案していた。ブースでは会期中毎日、同プロジェクトの概要をはじめ、その要素技術として、バイオ式コンポスター、バイオ炭、バイオスティミュラント、密苗などを紹介するプレゼンも実施しており、人だかりができていた。
クボタケミックスはICT圃場水管理システム「WATARAS」を大きくアピール。水田の給水・排水をスマホやパソコンでモニタリングしながら遠隔操作または自動で制御できるシステムで、昨今は大雨による水田冠水も各地で相次いでいることから、一定の水深下でも故障しない防水タイプを前面に出して提案していた。また、農研機構が提供している水管理スケジュール作成サポートツールで作成したスケジュールを取り込んで活用できるように準備しているという。
アイデックは刈払機アタッチメントシリーズのスーパーカルマーPROの実機を展示。1日にはイベント会場で「安全草刈り」「雑草粉砕」の実演を行い、石跳ねが少なく安全、キワ刈りができるなど優れた性能を示した。
石川エナジーリサーチは自社開発の新型農業用ドローン「アグリフライヤーシリーズ」を出展。さらに進化した3世代目機「アグリフライヤーff」をアピールした。
inahoは期待のスタートアップを集めた農林水産省ブースに共同出展し、AIが果実の熟度を判断し自動で収穫する新型のトマト収穫ロボット等をお披露目。
Willbeは使いやすさにこだわったポータブル電源「Earth POWER」各種をアピールした。
オーレックは有機農業技術の紹介ブースに共同出展し、みどり投資促進税制の対象機械にも認定された水田除草機「WEED MAN」の実機を展示した。
和コーポレーションは初日に今井猛詞社長が応援に駆け付け、電動肥料散布機「撒きざんまい」及び「撒きざんまいプレミアム」シリーズを紹介。後者は2種の撹拌棒によりバケット内で肥料を自動撹拌し、幅広い肥料をまけるようになった。
北村製作所は地面を滑らせて楽に草刈りができる「ジズライザー」各種を出品。刈刃用安全板としても使えるカートリッジ式ナイロンカッターをイチ押しした。
ササキコーポレーションは米の生産コスト削減に貢献する「超耕速シリーズ」3機や、電動リモコン作業機スマモ、マルチインプルメント「ブームマスターZ」などを展示し、注目を集めた。
サンエイ工業は輸入販売しているプロ仕様ラジコン草刈機の実機を出品。モアレイター、スパイダーシリーズなどの性能に関心が集まった。
JA全農Aコープは農作業用品の製造・販売をしているクミックス部が長靴製品を中心に出展。担当者は足軽シリーズなどが人気だと語った。
誠和は同社が手掛ける教育事業のプログラムを紹介。世界基準の環境でトマト、イチゴ、キュウリ、ナス、パプリカなど多作物の施設園芸が学べる誠和アカデミーやアグリステーション誠和などをパネルや映像で紹介した。
大樹トレーディングは鳥獣害対策用品の各種として、もぐら追出しDG010や、鹿・けもの警報器などを出品。高耐候性と機能性を追求した生産鉢「ナーセリーポット」各種も出展した。
トヨタ自動車はスマート農業をテーマに土壌センシング・自動草刈機・現場改善の取り組みを紹介。初披露された電動コンパクト草刈機に注目が集まった。
みのる産業はミニサイズが新登場したイチゴエクセルキューブSが好評。また、電動プチ耕うん機MFA―50も参考出品したほか、ハウス内高所作業台車なども人気を集めた。
ユニックはオール電動草刈りロボット、カスタマイズロボット、運搬作業ロボットの各種を展示。45度斜面も刈れる電動草刈機ユニモワーズSは、イベント会場で実演も行われた。
和同産業はロボット草刈機「KRONOS」のスタンダードモデル「ロボモア」をブース内で実演して性能をアピール。小型除雪機の実機も展示した。









