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令和7年10月6日発行 第3570号 掲載

新型「さいこGBR」を発表/静岡製機

 静岡製機(株)(鈴木直二郎社長・静岡県袋井市諸井1300)はこのほど、農産物低温貯蔵庫「さいこGBRシリーズ」8型式および現地組み立て式の「大型さいこGBR3000/6000シリーズ」各2型式を発表した。8年ぶりとなるフルモデルチェンジで、環境負荷が極めて少ない新冷媒のR1234yfを採用したほか、冷蔵ユニットの腐食防止を目的にダブルディッピングコーティング(2回浸漬処理)を施すなど、安定した保冷性能を発揮する。出荷開始は来年5月の予定。
 今年産米の価格は昨年産米に引き続き上昇気配にあり、稲作・米関連機器の需要は久方ぶりに活況を呈し、特に兼業農家層でも更新意欲が高いことから、農機販売前線では、この機に秋商品・春商品の予約取り込みをと営業活動は一層熱を帯びている。こうした情勢下で発表した「新さいこシリーズ」には、当然そうした拡販パワーが働く。
 GBRシリーズは、既販好評のGBXシリーズの後継機種で、5/7/10/14/20/21/28/32の8型式を揃え、数値はそれぞれ収容する玄米の袋数(2・5俵から16俵まで)を表している。コンプレッサーや各種ファンの運転時間を減らして節電する玄米ecoモードと米の品質保持を最優先して食味の劣化を抑える食味モードを従来モデル同様に搭載しており、冷媒には地球温暖化係数(GWP値)評価で最良ランクGWP1のノンフロンR1234yfを採用して環境負荷を大幅に低減。これはフロン排出抑制法の対象外で、定期点検は不要だ。
 また、使用周囲温度を見直し、40度の厳しい環境下でも安定した運転ができ、異常高温に見舞われる昨今の国内でも安心の保冷性能を発揮し、かつ節電性能でランニングコストを抑える。また、冷蔵ユニット内部の腐食やサビ付きを防ぐために、二重プロテクトのダブルディッピングコーティングを採用した。
 他方、米価格が上がった最近は、保冷庫からの盗難の報が伝えられているが、同シリーズでは標準装備の回転鍵に加え、市販の南京錠も取り付け可能な鍵受けを装備したダブルロック対応とし、さらに扉を開けると同時にブザーが鳴動する設定もできるようにし、盗難などのトラブル回避にも効果的。扉の開閉時は連動して足元灯が自動で点灯(大型さいこは庫内灯を搭載)、暗い場所での作業をサポートする。
 なお、型式5~14は1ドアタイプ、20~32は2ドアタイプになる。
 現地組み立て式の「大型さいこGBRシリーズ」については、型式3001(収容量54袋)/3003(同)/6001(同108袋)/6003(同)の4型式で、30001と6001は単相100ボルト電源、3003と6003は三相200ボルト電源。特徴はGBRシリーズと同様で、環境に優しくかつ安心の保冷機能を発揮する。
 両シリーズともに玄米/野菜切り替えで、庫内温度調節は2~20度C。いずれも同社工場内で本体、冷蔵ユニットを一貫して生産しており、アフターサービスにおいても同社冷蔵ユニット修理セクションが対応。購入者が安心して導入・稼働できる体制を敷いているのも大きな魅力だ。
 各機種の主な仕様は次の通り。
 ▽型式=GBR5▽収納形式=玄米30キロ×5段×1列 農業用コンテナ3個▽寸法=全幅646×全高1470×奥行890ミリ
 ▽型式=GBR7▽収納形式=同7段×1列 農業用コンテナ4個▽寸法=全幅646×全高1810×奥行890ミリ
 ▽型式=GBR10▽収納形式=同5段×2列 農業用コンテナ6個▽寸法=全幅886×全高1470×奥行975ミリ
 ▽型式=GBR14▽収納形式=同7段×2列 農業用コンテナ8個▽寸法=全幅886×全高1810×奥行975ミリ
 ▽型式=GBR20▽収納形式=同7段×2列 農業用コンテナ12個▽寸法=全幅1543×全高1470×奥行975ミリ
 ▽型式=GBR21▽収納形式=同7段×3列 農業用コンテナ12個▽寸法=全幅1303×全高1810×奥行975ミリ
 ▽型式=GBR28▽収納形式=同7段×4列 農業用コンテナ16個▽寸法=全幅1543×全高1810×奥行975ミリ
 ▽型式=GBR32▽収納形式=同8段×4列 農業用コンテナ16個▽寸法=全幅1543×全高1980×奥行975ミリ
 ▽型式=GBR大型3000▽収納形式=同9段×6列 農業用コンテナ30個
 ▽型式=GBR大型6000▽収納形式=同9段×12列 農業用コンテナ60個

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