アジアモンスーン地域向け技術カタログに新技術追加/農林水産省

農林水産省は10月1日、「アジアモンスーン地域の生産力向上と持続性の両立に資する技術カタログVer.4・0」を国際農研のウェブサイトで公開したと発表した。これは、同省の「みどりの食料システム基盤農業技術のアジアモンスーン地域応用促進事業」において、みどりの食料システム戦略に基づき、アジアモンスーン地域における持続可能な農業の推進を目的として国際農研が作成したもの。温室効果ガス削減、化学肥料・農薬の低減などに資する日本の農業技術を収集・分析し、国際的に共有可能な形で整理した。
Ver.4・0で新たに追加された技術は次の通り。
▽多国間の情報共有に資するツマジロクサヨトウの殺虫剤抵抗性個体群を早期検出するための感受性簡易検定法:多国間での情報共有を可能にする簡易感受性検定法。抵抗性の拡散を抑制し、防除対策の精度向上に貢献。
▽キャッサバモザイク病抵抗性系統育成の効率化とキャッサバの安定生産に貢献するDNAマーカー:病害抵抗性をもつキャッサバ系統の効率的な選抜を可能にし、安定生産と育種の迅速化を支援。
▽サトウキビの安定生産に貢献する深植え栽培技術:根系の発達を促進し、干ばつ耐性や倒伏防止に寄与。アジアモンスーン地域の不安定な気象条件下でも安定した収量を確保。
▽ヒスタミン生成による魚醤の安全性低下と廃棄を防ぐ塩分濃度調整手法:ヒスタミン生成を抑制することで、食品の安全性を確保し、廃棄ロスの削減にも貢献。
なお、新技術追加のほか、2技術についての情報更新も行われた。









