「田植え不要の米づくりコンソーシアム・節水型乾田直播」を開催/農林水産省

農林水産省は9月25日、東京・霞が関の農林水産省講堂で、第1回「田植え不要の米づくりコンソーシアム・節水型乾田直播」を開催し、節水型乾田直播栽培の現状や取り組み事例の発表、意見交換を行った。
会議では、「節水型乾田直播栽培の現状について」を農林水産省農産局の尾室義典穀物課長が説明。節水型乾田直播栽培の取り組み事例紹介は▽(株)ヤマザキライス代表取締役・山崎能央▽米井ファーム(株)代表取締役・米井崇恭▽(株)NEWGREEN代表取締役COO・中條大希▽中部電力(株)事業創造本部部長・山田倫章▽(株)ヤマタネ食品カンパニーアグリイノベーション室副室長・北村公孝の5氏が行った。
その後、アサヒバイオサイクル(株)サステナビリティ事業本部アグリ事業部長・上籔寛士氏、住友商事東北(株)食料・農業事業チーム長・押柄達也氏、(株)ゼンショーホールディングスグループMD本部米穀部契約栽培課課長・殿塚義信氏、農研機構本部企画戦略本部セグメントⅡ理事室室長・古畑昌巳氏を加え、パネルディスカッションを行った。
節水型乾田直播は、畑状態で播種し、水を張らずに水の散布のみで栽培する技術。田植え、代かきに加え水管理も省力化。栽培期間を通じて畑状態で栽培する、従来の水稲栽培とは異なる栽培管理が必要な技術であり、現状収量が極めて不安定であることから、収量安定化に向け、技術確立が必要であることが指摘された。
また、会議では、同栽培方法による温室効果ガスの発生については、ほとんど実証が行われていない。乾いた状態によってメタンの発生は抑制されるが、一方で一酸化二窒素の発生が増加するため、トレードオフの関係を考慮する必要があり、今後、実証データを収集していく必要があるとした。









