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令和7年9月29日発行 第3569号 掲載

水素製造実証を開始/デンソー

 (株)デンソー(林新之助社長・愛知県刈谷市昭和町1の1)と(株)JEEA(奥田久栄社長・東京都中央区日本橋2の5の1)は25日、JERA新名古屋火力発電所(愛知県名古屋市)において、デンソーが開発した水電解装置SOEC(電解電力200キロワット)を活用した水素製造実証試験を開始した、と発表した。
 燃焼時にCO2を排出しない水素は、発電・輸送・産業など多様な用途での活用が検討され、カーボンニュートラル社会の実現に向けて大きな期待が寄せられている。こうした水素利用に関する背景を踏まえて、デンソーとJERAは今年8月より、デンソーが開発するSOECを用いた高効率水素生成技術の共同開発に着手し、水素製造実証試験の準備を進めてきた。
 そして、この度両社は、国内初となる火力発電所内での実証を開始した。同実証においては、デンソーの熱マネジメント技術を応用し、SOECから排出される熱量を最小限に抑えることで、世界最高水準の電解効率による水素製造の実現に取り組む。今後は、この実証試験の結果をもとに、SOECの次世代燃料製造装置としての実用化に向けた取り組みを加速すべく、200キロワットから数千キロワットへの電解電力の拡大を目指す。
 JERAは、2050年時点で国内外のCO2実質排出ゼロを目指し、水素・アンモニアのサプライチェーン構築と、発電時にCO2を出さないゼロエミッション火力を追求していく。また、デンソーは、モビリティー分野で培った技術を応用して、水素利活用に向けた開発をさらに推進していく。
 両社は、今回の共同実証試験を通じて、グローバルなグリーン水素・アンモニアサプライチェーンの早期構築を図り、世界の脱炭素化とエネルギー問題の解決に貢献していく。

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