就農in宮崎:露地柑橘「わらびの柑橘農園」蕨野祐樹氏/宮崎県特集

「わらびの柑橘農園」を夫婦で経営する蕨野祐樹さんは、宮崎県で就農して2年目。第三者から事業を継承して営農を開始したといい、県内で後継者不足が特に課題となっている露地柑橘農家で珍しいケースだという。
蕨野さんは宮崎県出身の36歳。5年前まで三重県に住み、登山道の整備やキャンプ場の運営などの仕事をしていた。「自然の中で体を使って働き、自分たちで生産したものを販売できる農業に興味を持ちました」と、アウトドアの仕事をするうちに意識が変化していったと話した。野菜ではなく果樹、木を育てる仕事がしたいとも考えるようになったという。家族の同意を得て、「温暖な気候と、実家との距離が近い」という理由で宮崎県日南市に引っ越した。市の窓口や近所の人たちに就農を相談したところ、蕨野さんの家の隣の敷地で農園を営む人を紹介された。そこで研修し、3年後に農園主からミカン山を継承。2024年から営農を開始した。不思議な縁である。
宮崎に引っ越してからの感想を聞くと「一次産業に従事している人が多く、多方面でアドバイスをもらえることは、とても大きな利点でした。また、県や市、JAが連携して新規就農のサポートしてくれるので助かりました」と答えた。農業については「最初の年はがむしゃらに働いていましたが、2年目は余裕を持って計画を立てられるようになりました。今後の目標は品質の良い果実を継続的に生産できるようになること。おいしいミカンを作れるように頑張ります」と答えた。









