根粒菌共生系を開発/農研機構など

共同研究グループは、根粒共生にみられる「共生不和合性現象」(特定の大豆品種が特定の根粒菌の感染を阻止する現象)を利用して、N2O削減根粒菌が共生する根粒の割合を高めた大豆共生系を開発。通常の土壌ではN2O分解能力が低い土着根粒菌との感染競合に敗れてしまうため、人為的にN2O削減根粒菌の共生割合を高めた。
その効果を実験室で調べたところ、N2O削減根粒菌が共生する根粒の割合(根粒占有率)が90%以上となり、土壌から放出されるN2O放出量は、不和合性遺伝子をもたない大豆の15%にまで減少した。さらに、圃場試験でもN2O削減根粒菌の根粒占有率は64%となり、N2O放出量は、N2O削減根粒菌を接種していない試験区の26%にまで減少した。
農研機構は同技術によって、大豆圃場から放出されるN2O量が大きく削減され、環境負荷の少ない大豆生産が可能となり、地球温暖化の抑制に貢献できると考えられる、としている。








