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令和7年9月15日発行 第3567号 掲載

60周年の海外協力隊を募集/JICA

 JICA(国際協力機構)は12日、JICA海外協力隊における長期派遣の2025年秋募集を開始した。今回の募集では内戦により派遣を中断していたコートジボワールへの派遣を2002年以来再開したほか、農機・稲作関係では派遣職種として「農業機械」で3件、「食用作物・稲作栽培」で5件を募集している。派遣期間は単身赴任で原則2年間、応募受付は10月14日まで。
 海外協力隊はJICAボランティア派遣事業の一環で、国際協力の志を持った人々を派遣し、現地の人々とともに生活して、異なる文化・習慣に溶け込みながら、草の根レベルで途上国が抱える課題の解決に貢献するもの。今年は発足60周年の記念年にあたる。
 JICAでは協力隊における所属先の雇用継続を支援するため、所属先に支給する「現職参加促進費」などの制度を設置。企業・団体においても職員が開発途上国に赴任することで、現地の生の事情を得られるなど途上国進出の足掛かりを作り得る他、CSRや、職員の成長・意欲を後押しするチャンスにもつながる。
 募集している派遣職種のうち、農業機械などの要請概要は次の通り(国名、年齢制限、資格条件、要請内容)。
 【農業機械】(1)ケニア、年齢制限なし、高等専門学校卒(農学系)実務経験(3年以上)、総合大学工学部に所属し、研究プロジェクトが実施しているジャガイモ栽培の機械化に使用されている農業機械のオペレーションや維持管理に関する指導を行う。学内のスタッフに対しても同様の指導を行う(2)カメルーン、20~45歳、実務経験(3年以上)、国内のモデル校的な位置づけの職業訓練センターの農業機械課にて、指導員らと共に農業機械の整備に関する訓練内容や指導方法の改善を図る。基本的なカイゼン活動を身に付けさせることで、訓練生の就職率や即戦力の向上に貢献(3)コートジボワール、20~45歳、実務経験(3年以上)カイゼンの知識・経験があるとなおよい、アビジャン郊外にある農業機械の製作、修理等を行う公的機関にて、現地の技術者と共に機器のメンテナンスに取り組む
 【食用作物・稲作栽培】(1)東ティモール、20~45歳、大卒(農学系)実務経験(3年以上)、地方の農業支援センターにて、稲作農家への技術・経営指導、収穫後の米の流通・販売促進に向けたマーケティング支援、さらに農業機械の活用・メンテナンスに関する助言を行う(2)ブータン、大卒(農学系)実務経験(5年以上)米の品種改良に携わった経験(必須)、中西部地域を管轄する農業試験場において、各地域で生産可能な米の品種改良の研究を同僚と共に実施。同僚に対する技術指導も期待(3)ホンジュラス、20~45歳、大卒(農学系)実務経験(2年以上)、西部の国立職業訓練校の農業コースにおいて、教員と生徒に対して技術的な支援を行う他、教員の知識や技術をアップデートするための研修を計画、実施(4)ウガンダ、20~45歳、大卒(農学系)稲作技術の研究に携わった経験があると良い、国立農業研究所傘下の試験場においてJICAの専門家や現地研究者と協力しながら、稲作に関する各種試験や研究を実施、農業研修に協力(5)モザンビーク、20~45歳、大卒(農学系)実務経験(2年以上)農作業経験必須(通算3カ月以上)、国際NGOが支援を行う地域で農家グループに対し、主食であるトウモロコシ(メイズ)や豆類を主とした農作物栽培の技術支援に取り組む
 応募は10月14日までにWeb入力ならびに問診票・健康診断書の郵送が必要。応募資格など詳細は海外協力隊サイト(https://www.jica.go.jp/volunteer/)まで。
 なお、9月19日に募集案件が追加される予定のため、最新情報も同サイトで確認を。

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