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令和7年9月15日発行 第3567号 掲載

米の安定生産で新規事業/農林水産省・令和8年度予算概算要求

 農林水産省は、令和8年度予算概算要求で、新規に「米穀等安定生産・需要開拓総合対策事業」39億5700万円を要求した。新たな食料・農業・農村基本計画で位置付けた人・農地等の資源をフル活用した食料自給力の確保のうち、米については増産の機運が高まっており、生産コストの低減等による生産性の向上、種子の安定供給、輸出や米粉等の需要拡大に係るKPIの実現に向け、米の生産から消費までのそれぞれの取り組みを総合的に支援するもの。このうち生産力強化に向けた稲作経営モデル確立支援事業では、稲作の大幅なコスト削減に向けた地域全体で取り組む経営分析や、革新的な技術の実証等、労働力不足への対応策となる直播の導入等を支援する
 米穀等安定生産・需要開拓総合対策事業は、米穀等生産力強化促進事業19億3500万円、米穀流通情報整備事業8000万円、米穀等需要開拓事業8億4000万円、米穀等需給安定対策事業11億200万円で構成される。
 米穀等生産力強化促進事業では、生産力強化に向けた稲作経営モデル確立支援事業を昨年の6400万円から12億7800万円に増額要求。
 事業の内容は、稲作の超低コスト生産確立事業(9億6400万円)で、稲作の大幅なコスト低減を目指すため、産地全体で取り組む経営分析や、革新的な技術の実証等の取り組み総合的に支援。地域広がり支援タイプでは、サービス事業体等による作業委託や作期分散など、産地全体で生産コストの低減に向けた経営分析や技術実証等を行う取り組みを支援。
 水稲直播栽培導入促進事業(3億円)では、1経営体の作付面積の増加が見込まれる中で、春作業を大幅に省力化できるものの、取り組みが限定的となっている直播への挑戦を支援。直播栽培導入検証支援は、専用機器を導入することなく、直播栽培の導入を推進するため、試験的に播種作業を外部委託等するために必要な経費を支援。共同利用機器等導入支援は、機械の共同利用やサービス事業体等による取り組みを促進するため、播種機や鎮圧機等の専用機器の導入に必要な経費を支援する。
 米の低コスト生産に資する技術開発(2億9200万円の内数)では、稲作の大幅なコスト低減を実現する節水型乾田直播や再生2期作等の基礎試験やマニュアル化、環境への影響を検証するための経費を支援する。

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