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令和7年9月8日発行 第3566号 掲載

洪水被害受けた農機、早めの点検整備を/整備・補修関連機器特集

 この8月から9月にかけて、日本の各地で大雨が相次いでいる。台風の接近も相まって、広い範囲で大気の状態が不安定な状況が続き、豪雨に伴う河川反乱、洪水が発生した地域も。新潟や秋田といった米どころも豪雨の被害を受け、実りの秋を目前に、収穫への影響が懸念されている。
 一般社団法人日本農業機械化協会(菱沼義久会長)では、協会サイトにて、各地で大雨・洪水の被害を受けた人にお見舞いの意を示すとともに、洪水の被害を受けた農業機械の取り扱い・対策等に関する情報を公開しているので参考にしてほしい、と提示している。同サイトから洪水の被害を受けた農業機械の取り扱いについて一部をみる。
 【洪水の被害を受けた農業機械について】
 近年、豪雨災害による洪水の発生が増えてきており、農業機械にも被害が及ぶことが多くなってきました。一度泥水に浸かった機械の取り扱いについてまとめましたので、被害にあわれた場合には、以下のような点に十分に留意して下さい。
 (1)泥水に浸かった農業機械は絶対にスイッチを入れない、水が引いたらバッテリーターミナルを外す=泥水に浸かった農業機械(トラクタ、田植機ではステップ以上、コンバインではシャーシフレーム以上、乾燥機では下部スクリュー以上が浸かった機械「以下同」)は、JA農機センター、農機販売整備業者等が点検する前には絶対にスイッチを入れないで下さい。特に、バッテリーや電気配線の一部、電子制御装置や配線の一部、モーター部が水に浸かったことが懸念される場合は、電装品、電気配線がショートしやすくなっており、漏電の危険があります。水が引いて農業機械に接近できるようになったら、バッテリーのマイナス側ターミナルを外し、ターミナル及びコードの端子をビニールテープ等で巻いて下さい。乾燥機の場合は電源のブレーカースイッチ等を切って下さい。
 (2)修理・整備による回復の可能性=物理的な変形があった場合はもちろんですが、泥水に浸かっただけであっても修理・整備による以前の状態への修復が難しいこともあります。水が引いたらなるべく早く乾燥させ、まずは最寄りのJA農機センター、農機販売整備業者等に相談して下さい。
 (3)機体の損害が著しい場合の対応策=被害が甚大な場合や作業を目前に控えている場合は、修理に時間がかかることも想定されますので、早めに代替機やレンタル機、農作業受託事業者の手配などを行って下さい。
 (4)修理・整備の費用は少なくない場合も=修理・整備の費用ですが、交換する部品は外観上の問題箇所だけでなく、泥水が侵入した部品装置にも及んでいる可能性があるため、分解・洗浄・部品交換などの費用がかさむ場合もあります。また、場合によってはしばらくは順調に稼働しても、再び不具合が発生することもあり、異常を感じたら早めの点検・整備を受けることをお勧めします。
 (5)不具合が発生しやすい箇所と修理可能判断の目安=水に浸かった場合エンジン各部やギアミッション、油圧制御装置や電子制御装置、ブレーキ、各種のベアリングやハーネス類、バーナーなどが損傷しているのではないかと考えられます。外観上問題がないと思われる場合でも、泥水などがブリーザーパイプやマフラーなどから流入し、サビの発生や精密部品の損傷を招いていることも懸念されます―など。

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