堅調見込まれる市場/除雪機特集

除雪機(ここではロータリー除雪機)の国内マーケットだが、大雪に見舞われた2012~2014年の5万台をピークに、その後は記録的な暖冬・少雪が続き2016年以降は2~3万台の安定した市場が続いている。
昨年は、一昨年が記録的暖冬に見舞われたため、その影響が懸念されたものの、在庫増による値崩れもなく、またメーカーによる価格改定も浸透し、市場は堅調に推移した。実販ベースで2万台程度動いたとみられる。
販売店に聞くと、今シーズンはこれまでのところ「順調」「悪くない」と受け止めるところが多い。特に米どころでは米の概算金が大幅に引き上げられており、農家の投資マインドは引き続き旺盛といってよい環境にある。
なかでも期待が高いのが、本多技研工業(株)が9月から発売するクロスオーガ搭載の新製品「新型ハイブリッド除雪機(JXタイプ)」である。
ホンダの除雪機の歴史を見ると、ハイブリッド除雪機は2001年に中型「HS1390i」、2003年小型「HS1170i」、2011年中型「HSM「1590i」を投入、小型は機動力に優れ軽い力での除雪作業が可能とした。また、中型は作業に応じた除雪モード切替えなど、使いやすさを追求・進化してきた。
一方、クロスオーガは2013年9月「HSS760n(JX)」、「HSS970n(JX)、「HSS1170n(JX)」の3タイプを発表。同軸・同時正逆転機構で「逆転オーガにより機体が浮き上がる反力を抑え、硬い雪への食い込み性能を向上」させ、コンパクトサイズはそのままに硬い雪でも簡単除雪を可能にした(ホンダ耕うん機「サ・ラ・ダ」でも採用」している)。
今回の「HSS960i」と「HSS1370i」はホンダの除雪技術の粋を集めたものといえよう。
また、今年の商戦で目立つのは、歩行型ドーザー(電動モーター)が、電動の使いやすさ、作業環境の静かさなどで再び脚光を浴びていることだ。2014年には8000台(エンジン仕様含む)を超える需要があったが、その後減少。ただここ2~3年は中古機含めて3000~4000台と堅調だ。
このほか、この業界にはトラクタマウント式の除雪機がある。受注生産になるが、人気は衰えない。雪国ではビニールハウスを飛び越える能力が求められるが、冬場のトラクタの稼働率向上にもつながる。









