林業機械フェスタ開催、23社が実演、展示/大分県

大分県主催の「林業機械イノベーションフェスタ2025」が8月27、28の両日、大分県九重町野上の九州電力所有の山林で開かれた。これには林業機械メーカーや防護服を扱う企業など23社が出展。林業事業体や各県の林業担当者など2日間で1250人が来場した。林業機械の実演をメーンにしたイベントで、各社が最新の林業機械を使って実際の山林で下刈りや草刈り、木材の積み込み、積み下ろし、破砕、伐倒などを披露。多くの来場者の目を釘付けにした。
約10ヘクタールの「林業機械イノベーションフェスタ2025」会場内には、ハーベスタ、フォワーダ、フェラーバンチャといった高性能林業機械がずらり。ラジコン式伐倒作業車やラジコン草刈機の他、チェンソーの安全作業用の防護服や手袋などが並んだ。
また、林業業界専門の求人情報サイトや、専用の機器を持って歩くだけで森林内の測量・地形把握ができるツールの紹介もあった。
2023年度の「大分県林業統計」によると、大分県の面積は約63万ヘクタール。森林面積は約45万ヘクタールで、県の面積の約7割を占めている。原木乾シイタケの日本一の産地であり、栽培に適したクヌギが豊富に自生しているのが特徴だ。今回のフェスタのように、林業経営体が機械を導入する前に、実際の山林での実演や試乗体験の機会を得ることは珍しく、メーカー側も見込み客に性能をアピールする場を求めている。
最新の機械に触れ、試乗や実演を通して、メーカー担当者らと意見交換をすることで効率的な機械の導入や、開発・改良につなげ、イノベーションのサイクルを生み出すことを目的に開催した。
大分県農林水産部林務管理課林業普及指導班主幹の井上八州人氏は「実演会を通じてきちんと性能を確認してもらったものを導入してほしいと思い、昨年10月から準備を進めてきた。想像以上の人出があり、反響も良かった。今後は出展者や来場者の反応を分析しながら、できれば九州各県で数年に1度のペースでの開催を検討していきたい」と話した。









