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令和7年9月8日発行 第3566号 掲載

17%増の2兆6588億円/農林水産省・令和8年度概算要求

 農林水産省がこのほどまとめた令和8年度農林水産予算概算要求は、前年度比17・1%増の2兆6588億円だった。米の需要に応じた増産実現、農業構造転換集中対策に重点を置いた編成とし、新たな食料・農業・農村基本計画や現下の米をめぐる情勢を踏まえ、農業構造転換集中対策を着実に実施しつつ、食料安全保障の強化、農業の持続的な発展、農村の振興、環境と調和のとれた食料システムの確立等に向けた農林水産政策を推進し、農林水産業の持続可能な成長を実現するための予算を要求。スマート農業技術活用促進集中支援プログラムは306億円(前年度182億円)と大幅な増額要求を行った。
 8年度予算概算要求の柱の1つとして、「米の需要に応じた増産実現予算」と銘打って、生産者自らの判断による需要に応じた生産―需給のひっ迫への的確な対応を強化していくこととした。
 米の増産にかかる主な内容は、農業農村整備事業=3941億円の内数、大区画化等農地の耕作条件改善=244億円の内数、農地の集約化の推進=161億円、共同利用施設の集約化=221億円、収入保険制度の実施=466億円、収入減少影響緩和対策交付金=所要額455億円、みどりの食料システム戦略推進総合対策=39億円の内数など、いずれも増額要求となっている。
 また、生産意欲を支える政策強化策として、米穀等安定生産・需要開拓総合対策事業=40億円(新規)、スマート農業技術の開発・供給の加速化等=306億円の内数、コメ新市場開拓等促進事業=200億円、グローバル産地づくり推進事業等=10億円、米穀周年供給・需要拡大支援事業=50億円、デジタル技術を活用した水稲収穫量調査の精度向上に向けた研究・実証=8億円(新規)なども要求している。 これらの事業では、大規模化等に伴う労働力不足への対応策ともなる直播等を地域全体に普及していくため、共同で利用する機器の導入等を支援するとともに、先進技術(節水型乾田直播等)の検証等を支援。現場課題の解決に向けたスマート農業技術の社会実装の加速化を強力に推進するため、生産性の飛躍的向上に資するスマート農業技術等の開発やスマート農業技術の活用及びこれと併せて行う新たな生産の方式の導入による生産方式革新、農業支援サービス事業者の育成等の取り組みについて、各種事業により集中的に支援していくなど、スマート農業技術や先進技術に期待がかけられている。
 これに加え、農研機構の拠点施設整備、重点開発目標に定めるスマート農業技術開発の促進、スタートアップ等への支援、新品種の開発等の推進、担い手、サービス事業者に対するスマート農機をはじめとする農業機械の導入、畜産農家における合理化・高度化された施設への転換、飼料生産組織等への省力化機械の導入等を支援など、スマート農業技術・新品種の開発、農業機械の導入対策を事項要求として盛り込んでいるのも、8年度予算要求の特徴だ。
 スマート農業技術活用促進集中支援プログラムには、306億円の大幅な増額要求を行った。現場課題の解決に向けたスマート農業技術の社会実装の加速化を強力に推進するため、生産性の飛躍的向上に資するスマート農業技術等の開発やスマート農業技術の活用及びこれと併せて行う新たな生産の方式の導入による生産方式革新、農業支援サービス事業者の育成等の取り組みについて、各種事業により集中的に支援する。

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