ユーザールポ:丸七ハイエンド精米システム導入/小林敏雄さん(栃木県宇都宮市)

栃木県宇都宮市で米の販売を行っている小林敏雄さん(77歳)は、契約農家から米を購入し自宅敷地内の精米施設で精米し「小林さんちのこだわり米」として販売している。「こだわり米」の精米作業を一手に担っているのが、(株)丸七製作所(阿部信一社長・本社=東京都足立区千住1の23の2、工場=山形県山形市宮町3の4の5)のシステム精米機「MC3700R Type3」をはじめとした精米ユニットだ。小林さんに同システムの魅力を聞いた。栃木県宇都宮市で60年続く厚焼き玉子店・(有)玉八商店を経営する小林さんは、結婚をきっかけに米農家だった奥様の実家で米作りを始めた。そのうち作った米を分けてほしいという人が増え、20年ほど前から自ら精米して販売するようになった。栽培面積は3・5ヘクタールまで広がったが、3年前に米農家をやめ、他の人に田を貸し、厚焼き玉子店と米の販売に専念するようになった。現在は、月に玄米を30俵、白米を50俵精米し、直売所や店舗のほか、販売業者経由でホテルなどに販売している。小林さんが販売するこだわりの米は、昨今の米価高騰の影響で価格を上げざるを得なくなったが、それでも注文数は減っていないという。小林さんのこだわった米の美味しさが、多くの消費者に認められている証だ。小林さんのこだわりの米作りを支えているのが、丸七製作所の「MC3700R Type3」を中心とした、精米システムだ。精米システムの内容と特徴は以下の通り。▽精米機「MC3700R Type3」=ハイエンドのシステム精米機として高能率の業務用精米機に石抜機を配置し、さらにセレクター(小米取機)、袋取り用小型昇降機(バケット式)等の専用機を実用的に配置することで複雑な精米工程を一元化した。ターボファンと大口径搗精ロールを採用することにより低温精米能力・除糠力を強化したことで、比類のない高品位な精米技術を実現。▽研米機「F1」=精米されたお米をさらに研米することにより、米肌に付着している糠(表層糠)を取り除く、乾式の無洗米仕上げ機。未熟米や砕米も遠心力と吸引で取り除き排出するため、食感の良いおいしい米になる。▽サイクロンボックスS―BOX=精米時に発生する糠をすべてボックス内に集積・密閉し、ネズミや害虫の侵入を妨げ、精米環境を清潔に保つことができる。▽昇降機MLB400S=袋詰め専用のバケット式昇降機。同システムを導入して4年ほどになる小林さんは「作業速度が速い。精米の速度を早くすると熱が発生し米に悪影響を与えるが、このシステムは低温精米により熱を抑え、品質の良い米に仕上げることができる。自分が求めていたものだ」と、その性能に満足している。また小米取り機により、クズ米を取り除くことができ、粒が揃い精米品質も上がった。小林さんと丸七製作所との出会いは6年ほど前、展示会で製品を見て気に入って導入したという。最初は同社のスタンダードモデル「MC3700R Type1」を導入し使用していたが、取扱量が増えてきたことから、品質と効率アップを求めて上位機種の「Type3」に買い替えた。元来、機械が好きな小林さんは「性能の良い機種が欲しかった」ため、処理能力、小米取り機がフル装備されているなどの理由からType3を選択し、今では性能に満足し、大事に使用しているという。「糠がしっかりとキレイに取れる。そのため掃除だけはしっかりとするようにと、アドバイスを受けたため、小まめに掃除している」という。実際、小林さんの精米作業場は、塵ひとつないほど綺麗だった。「MC3700R Type3」も綺麗に磨かれ、新品同様だった。作業場を見学した阿部社長も「本当にここで作業をしているのか」と、驚くほどの綺麗さだった。作業場のカレンダーには、週1回掃除の予定が記されており、小林さんが本当に機械を信頼し、大事に使っていることが伝わってきた。米は、近隣の鹿沼市、宇都宮市田原の契約農家が生産した米を取り扱っている。精米スケジュールは、週に10俵を2日に分けて精米する。精米機に投入する際、3種の米をブレンドしながら精米するのが、小林さんのこだわりだ。米の保管は、採れたての時は11~12度C、3~4月は13度C、それ以降は18度Cで温度管理している。精米場は25度Cに設定され、精米の2日前に米を移動して準備する。「精米作業は体力のいる仕事。年々体はきつくなるが、お客さんが米を待っていてくれると考えると力が出る」と、精力的に作業を行っている。小林さんに今後の目標を伺うと「現状を維持すること。そのためには健康でいることが大切だ。10年前に口腔底がんが見つかって以来、胃がん、食道がんになったが、治療の末現在は元気に働くことができている。これからも待っているお客様にこだわりの米と厚焼き玉子を届けるために健康に気をつけたい」と語った。今後も丸七製作所の精米システムは、小林さんの傍らでこだわりの米作りをサポートしていく。









