山形県内の農機流通:ヤンマーアグリジャパン・トラクタ、作業機の実演強化/山形農機展特集

ヤンマーアグリジャパン(株)東北支社南東北営業部の昨年度の実績は、前年比・計画比とも順調に推移した。「米価の高騰による影響が大きい。4月の価格改定に伴い、昨年の後半から3月まで農機の販売が好調で、駆け込み需要がみられた」と、相原エリアマネージャーは昨年を振り返った。
今年度に入っても駆け込み需要の反動はみられず、計画通りに進んでいる。価格改定前に多くの受注が取れたことも、好調の要因だ。
「昨年後半からトラクタは20~30馬力、コンバインは3条クラスの動きが活発化している。これまで中古機を求めていた小規模や兼業農家の方々が、機械を更新するようになってきた」と顧客の購買意欲の高まりを感じている。
特にトラクタは小型から大型クラスまで満遍なく売れており、市場は活性化している。
7月には福島県で福島、宮城、山形の3県合同の展示会を開催。契約件数、受注金額とも目標を達成した。「来場者も多く、皆さんの購買意欲は上がっている」と相原マネージャーは、米価の高騰の影響を改めて感じている。
作業機の動きも好調だ。春先から実演を強化してきたことが、実績につながっている。ディスクロータリー「YDPシリーズ」を中心に、大型の代かきハロー、可変施肥のブロードキャスタなど多岐にわたって注目され、実演依頼も増えている。
特に「YDPシリーズ」は、問い合わせが多い。同機は、水分が含んだ土壌でもしっかりと返すことができるため、土壌条件を選ばず、雨が降った後など、どのタイミングでもしっかりと作業が可能。作業時間短縮、労力軽減、コスト削減に貢献する機種として新規顧客からの実演依頼なども多く、実演すれば納得して購入する人が多い。
「SNSで動画を見て実演依頼する人も多く、トラクタ+作業機で実演することにより、力強さと性能をアピールしている」と、今後も実演を通して積極的に提案していく考えだ。
今後注目されるのが、乾田直播だ。同社では、規模拡大を目指す農家への提案を強化している。「社員に対する研修会は随時開催しており、情報を共有している。来春に備え今から準備し、提案していく」と、知識を高め農家をフォローしていく考えだ。
現時点では受注生産を進めるメーカーが多く、早めの提案、受注が今後の実績確保のカギとなる。「来年に使う分を今から受注する必要がある。何がほしいのか、今後はどうしていきたいのかを顧客から伺い、話し合いながら、計画に向かって農機や資材の提案をしていく」と、相原マネージャー。顧客と営農の先行きを話し合い、計画に向けた取り組みを強化していくとした。









