MENU
令和7年8月18日発行 第3564号 掲載

建機工の需要予測:出荷は2兆8457億円/躍進2025林業機械(30)

 一般社団法人日本建設機械工業会(山本明会長=コベルコ建機(株)社長)は6日、東京都港区の建機工会議室で会長記者会見を開き、2025年8月公表分の建設機械需要予測を発表した。毎年度8月と2月に公表しているもので、今回が68回目。調査対象期間は25年度上下期と26年度上下期の4期。今年7月時点で、建機工正会員である建設機械メーカー60社を対象とした調査から、全体では売上高で2年連続の減少と予測されている現在の状況と今後の予測などをみた。
 調査の対象機種は、トラクタ、油圧ショベル、ミニショベル、建設用クレーン、道路機械、コンクリート機械、基礎機械、油圧ブレーカ・油圧圧砕機、その他建設機械の計9機種。
 発表によると、25年度は国内、輸出ともに減少し、25年度通年の出荷金額は2兆8488億円(前年度比3%減)となり、全体では2年連続の減少と予測される。26年度については、回復する機種があるものの小幅回復に留まり、26年度通年の出荷金額は、2兆8457億円(前年度比±0%)と予測される。
 〈国内〉
 25年度は、金利上昇を見込んだ設備投資意欲低下等により、主力機種である油圧ショベル、ミニショベル、トラクタ等が減少すると予測。上期は、建設用クレーンが前年同期比4%増加、道路機械が同5%増加と2機種が増加するものの、他7機種が減少し、4166億円(前年同期比6%減)と見込まれる。下期は、上期に引き続き、2機種が増加するものの、他7機種が減少となり、4605億円(前年同期比3%減)と予測される。
 この結果、25年度通年では、8771億円(前年度比4%減)となり、2年連続で減少すると予測される。2月に公表した時の予測と比較して529億円下方修正となった。
 26年度は、安定した公共投資等に支えられ、横ばいで推移すると予測。
26年度通年では、8813億円(前年度比±0%)となると予測される。
 〈輸出〉
 25年度は、北米、欧州等での金利高の影響が続き、減少すると予測。
 上期は、ミニショベルが前年同期比6%減少するなど基礎機械を除く8機種で減少し、9838億円(前年同期比4%減)と見込まれる。
 下期は、主力機種である油圧ショベルが前年同期比2%減少する等7機種で減少し、9879億円(前年同期比2%減)と予測される。
 この結果、25年度通年では、1兆9717億円(前年度比3%減)となり、2年連続で減少すると予測される。今年2月公表時の予測と比較し、697億円下方修正。
 26年度は、金利水準も落ち着きミニショベル、トラクタ等が増加に転じ、横ばいで推移すると予測。上期は、4機種が増加となり、9813億円(前年同期比±0%)と予測。下期も、4機種が増加となり、9831億円(前年同期比±0%)と予測。この結果、26年度通年では、1兆9644億円(前年度比±0%)となると予測される。
 会見ではこの他、世界建設機械連合(GACE)による脱炭素化に向けた共同声明についての解説もあった。
 会見終了後、建機工は経済産業省に「カーボンニュートラル実現に向けた要望(2025年版)」を提出した。

カテゴリー別最新ニュース