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令和7年8月11日発行 第3563号 掲載

アンテナ一体型GNSS受信機/ニコン・トリンブルが発売へ

ニコン・トリンブルは、米国PTx Trimble社の農機向けGNSSガイダンス・自動操舵システムGFXシリーズ対応のアンテナ一体型GNSS受信機「NAV-960」を今秋、国内発売を開始する予定。PTx Trimble社は2024年4月より米国で創業したAGCO社とTrimble社の合弁企業。これまで20年以上研究開発を続けてきたTrimble社のスマート農業技術を引き継ぎ、GNSSガイダンス・自動操舵システムをはじめとした精密農業ソリューションの提供を行っている。これまで高精度な位置情報を用いた農機の自動操舵には、RTKやVRSなどのサービス利用に加え、必要機材の購入や通信契約などの事前準備が必要だった。「NAV-960」は、みちびき(準天頂衛星システム)のセンチメータ級測位補強サービス(=CLAS)に対応しており、CLAS利用時における前記の事前準備が不要になることから、より手軽に自動操舵を利用できるようになる。加えて、誤差数センチレベルの高い作業精度で自動操舵を可能にする新しい機能も備える。同製品は現在、製品化されている農機向け後付け自動操舵システムとしては、業界初となるCLASに対応。事前準備やキャリア通信網の範囲内でのみ利用可能なRTKやVRSに比べ、CLAS利用時は国内どこでも無償での自動操舵の利用が可能となる。従来機と比較して5倍以上の処理能力を持つCPUの搭載によって、精密な自動操舵を可能にするProSwath(プロスワス)機能を実現。位置測位や自動操舵アプリケーションの演算処理が効率化され、作業線(AB線)への進入や自動操舵中のライン上における位置精度と安定性が、従来比で最大50%向上する。CLAS利用時においてもRTKレベルの作業精度による自動操舵が可能。ファームウエアには、近年GNSSガイダンス・自動操舵システムの利用に影響を及ぼしてきた太陽フレアに対応するIonoGuard(イオノガード)機能を搭載。太陽フレアの影響を軽減し、自動操舵の安定利用を可能にすることで、限られた期間内で作業が求められる農業現場において時間的なプレッシャーを軽減する。なお、この機能は今後国内リリース予定のファームウエアにおいて従来機にも搭載される予定である。その他にも、頑丈なアルミボディの採用による剛性強化や経年劣化防止、従来機と同一のコネクタを採用し、更新もしやすい。対応ガイダンスディスプレーは、「GFX-350」、「GFX-1060」、「GFX-1260」。通常GFXシリーズとセットで購入する「NAV-900」は、在庫がなくなり次第販売終了となる(「Track-Guide3」は「NAV-900」とのセットで引き続き販売する)。同製品は、トラクタメーカー各社の全国にある販売代理店を窓口として、今秋より販売開始予定だ。

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