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令和7年8月4日発行 第3562号 掲載

高温、害虫対策を/関東地域JAグループ

 異常な暑さに見舞われている日本列島。米価格の上昇から、今年の主食用米生産には従来以上の力が込められているが、ダムの渇水で肝心の用水が不足するなど、地域によっては大きな気象ダメージが想定され、順調な供給がなされない懸念が出ている。こうした中、各地で開かれる農機展示会では、栽培面の注意情報を掲げているところも多い。ここでは、関東地域のJAグループが開いたイベントから、関連情報をみる。
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 昨年、高温影響から胴割粒、白未熟粒米が発生し、それが2等以下に検査格付けされる大きな理由となったことから、品質向上対策としてその防止策を次のように掲げている。
 ▽根を健全に保つ作土深確保=収穫期まで活力のある根を維持する土づくりのため、作土が浅いと多発するので耕深20センチを目標にする▽ケイ酸カリの中間追肥=出穂前40日前後頃にケイ酸カリまたは塩化カリを施用、根の活性化を図る▽出穂期以降の葉色を淡くしすぎない=出穂期以降の葉色を過度に淡くすると胴割粒や白未熟粒などの発生要因となる。適切な施肥とこまめな水管理を
 ▽出穂から20日間、圃場内地温を下げよう=出穂後の高温時には灌水などにより地温の低下を図る▽落水時期は出穂後30日以降に=早期落水は品質・食味を低下させる。落水は出穂後30日以降にできるだけ遅くする。落水後も高温・多照が続く場合は、圃場条件を考慮し収穫前まで走水を実施▽収穫は帯緑色籾率10%から=刈り遅れは胴割粒発生の大きな要因。収穫は帯緑色籾率10%(黄化籾率90%)から始め、3%までに終了する▽収穫後の急激な乾燥はしない=籾水分が高い時は通風乾燥・やや低い温度でゆっくり乾燥する
 他方、イネ斑点米カメムシ類の対策徹底では、着色粒(斑点米カメムシ害)が米の品質低下の理由の1つとし、それを防ぐには水田にカメムシ類が近寄りにくい環境を作ること、薬剤による効果的な防除を行うこととしている。特に山間地、早生品種には注意が必要と呼びかけ、次の対策を示している。
 ▽水田内の除草=稲の出穂前に結実するヒエの穂、イヌホタルイの小穂は、カメムシ類の誘引源・発生源となるので、結実までに除草する▽畦畔2回刈りでカメムシ類を寄せつけない=出穂2~3週前と出穂期頃の2回連続で草刈りを行い、カメムシ類を寄せつけない。2回できない場合は出穂前10日前までに実施。出穂前後6週間はカメムシ類を寄せつけないように、イネ科雑草の穂を作らせないこと
 ▽地域の一斉草刈りでカメムシ類の密度を下げる=日頃からの草刈りが原則。地域にイネ科雑草を繁茂させないことが重要▽薬剤の適正使用でカメムシ類を確実にたたく=常発地のカメムシ類は2回防除が基本。前年にイネカメムシの発生や稲の青立ち、不稔がみられた場合は、イネカメムシ対策として出穂期に液剤防除を行う

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