市場の概況:ネギ産出額100億円突破/大分県特集

農林水産省発表による2023年度の大分県農業産出額は1342億円で、前年より97億円、7・8%の増加となった。内訳は、耕種部門が75億円増加して839億円。価格の上昇に伴い22年度より野菜が57億円、米が16億円増加した。また畜産部門は24億円増加し、496億円となった。中でも鶏卵は生産量が増え、また価格も上昇したことなどから前年に比べて14億円増加した。
同県の産出額、上位10品目の1位は米で188億円となった。以下順番に、肉用牛(150億円)、豚(121億円)、ネギ(101億円)、生乳(83億円)、鶏卵(60億円)、ブロイラー(56億円)、トマト(37億円)、ミカン(35億円)、ブドウ(33億円)。
生産農業所得は537億円で、22年度の落ち込みから回復し、36億円の増加となった。
前文にも書いたが、大分県では白ネギの産出額が初めて100億円を突破した。それまで産出額が100億円を超える生産物がなかったので白ネギ、小ネギを合わせた「ネギ産出額100億円プロジェクト」が、21年度から23年度までの計画として立ち上がった。JAや市役所のスタッフでプロジェクトチームを結成し、農地や担い手の確保、技術指導、育苗供給体制の整備など様々な取り組みを実施して達成に至った。計画の最終年度である23年度、ネギ産出額は101億円。22年度は81億円だったので、20億円の増加で大台に乗った。また、25年度の県の当初予算では「園芸基幹品目産地づくり加速化事業」において、ピーマンやトマトなどと並んでネギもその名を連ねている。今後も県産園芸品目の顔として支援体制が続いていくとみられる。









