関西・大阪万博でアグリキッズサミット開催/クボタ

大阪・関西万博のテーマウィークスタジオにおいて(株)クボタ(北尾裕一社長)が主催する「クボタ アグリキッズサミット2025」が7月25日に開催された。12人の小学4~6年生が、未来の食と農業について今できることを「アグリキッズ・アクション宣言」として発表した。有識者たちと意見交換をするイベントで、同万博のテーマウィーク「学びと遊び」の一環として開催されたもの。ステージに登壇した12人は、全国から集まった100人の子どもたちの代表として発表を行い、88人はオンラインで参加した。
このイベントに参加した100人は「『おいしいものを、安心して食べられる未来』を作るために、これから出会う仲間と一緒にチャレンジしてみたいこと」というアンケートへの回答に基づき、応募総数約800人から選ばれ、北海道で3日間の合宿などを行った。また、ステージにはパネラーとして日比絵里子氏(国際連合食糧農業機関駐日連絡事務所長)、野口伸氏(北海道大学大学院農学研究院長・教授)、中仙道怜氏(高校生Farmer)、小島よしお氏(お笑い芸人・野菜芸人)の4人が登壇した。
子どもたちが発表した宣言は、「地元のものを食べて農家を応援する」や「農業の大切さや面白さを伝える動画を作る」など前向きなものから、農業をテーマにしたカルタや農作物を栽培するデジタルゲームを実際に作ったという創作的なものなど様々だった。そんな中、登壇した小学校5年生のはるとさんは「取材を通し、心ある生産者さんに出会いました。当たり前にご飯があるのではなく、その背景には多くの物語があります。僕たちも心ある消費者になれるように学び、行動し続けることをここに宣言します」と発表した。パネラーから「農業に関心を持ってもらうために何ができるか」と質問され、有機農家に協力してもらい土に触れる体験会を開催したり、その体験会で気がついた「人は楽しいことに集う」というコンセプトの下、自身で農業をテーマに絵画を描き、フードロスや環境問題を訴える個展を開催したことなどを発表し、会場からはどよめきと共に拍手が沸き起こっていた。
イベントの後、取材に応じた小島よしお氏は「子どもたちの未来への展望、また知識と行動力に驚いた。今日の宣言を国会でも発表してほしい」と絶賛。トマトやカブなど、野菜の歌を配信したことを皮切りに、現在は子ども向けの農業雑誌で連載枠を持っているという同氏。農業に対する思い入れを聞かれると「食料問題に対して『そんなの関係ねえ』と言えない状況。まずは農業が身近に感じられる社会となり、みんながお腹いっぱいになれば笑う余裕も出てくる。盛り上げていきたい」と自身のネタを絡めて笑いを誘いながらも熱く語った。









