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令和7年7月28日発行 第3561号 掲載

温水除草の効果を検証/ケルヒャージャパン

 ケルヒャージャパン(株)(柴田佳代子社長・神奈川県横浜市港北区大豆戸町639の3)は、国土交通省北上川下流河川事務所(宮城県大崎市)と協力し、8日に宮城県大崎市の河川堤防で「温水除草システム」を活用した除草の実証実験を開始した。同システムは、100度C近い高温水を雑草の根に直接散布し、根のタンパク質を変性させることで枯死させる環境配慮型の除草技術。実験は、大崎市古川下谷地の江合川土手で行われ、河川堤防での温水除草導入は全国でも初の試みとなる。
 同河川事務所管内では、大雨シーズンに備え、堤防の異常を早期に発見できるよう草刈りなどの除草作業を実施しているが、従来の草刈り作業は人手と時間を要し、刈り取った雑草の処分などに伴う環境負荷も課題となっていた。また除草剤の使用は河川や生態系への影響が懸念され、「環境に優しい堤防管理」へのニーズが高まっている。こうした背景から、薬剤を使わず環境負荷を大幅に低減できる新たな除草手法としてケルヒャーの「温水除草システム」に着目、その効果を確かめる実証実験に至った。
 実験は、施工後、翌日から7日間にわたり定点観測を実施し、その後も週1回のペースで約3カ月間モニタリングを継続、雑草の再生状況や長期的な効果を確認。また、従来の除草工法との効果比較や作業性の検証も行う予定。
 温水除草は、100度C近い高温水を雑草に散布することで、雑草の根のタンパク質構造を変異させ根から枯らす方法。薬品(除草剤、農薬)を使わないため、人体や農作物、家畜に与える影響がなく、安全で環境に優しい除草作業になる。
 同社は、除草に最適な温度を維持する機能がある温水高圧洗浄機と専用ノズルを組み合わせることで、「温水除草システム」を開発、2022年にケルヒャージャパンが商標を取得した。

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