一致団結し飛躍へ/諸岡が総会

(株)諸岡(諸岡昇社長・茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町358)の生産活動を支えるサプライヤー組織・諸岡協力会は18日午前、千葉県柏市のザ・クレストホテル柏で、第39回総会を開催し令和7年度の事業計画などを審議、原案通り可決した。来賓として同社事業の説明に当たった諸岡社長は、内外の動静を伝えた上で、事業計画MV2030のフェーズ2における目標値(売上高250億円など)クリアに意欲をみせた。また、記念講演では、東京オリンピックで銅メダルを獲得した野口啓代氏が、競技生活の中で鍛えられた人生観を話した。
総会には会員総数の3分の2以上となる62社が参加した。初めにあいさつした中畑聰史会長((株)クボタエンジンジャパン社長)は、クボタエンジンの相手先各国(北米、欧州、中国)および国内の動向を説明しつつ、いまは見通しの悪い状況と指摘。資材価格の上昇で儲けがたい構造になっているが、諸岡も海外で儲ける志向を強めていることから、そうしたところをよく理解し、世界に羽ばたくべく協力会の会員も一致団結して進んでいきたいと会員の奮起を促した。
続いて来賓として諸岡社長が同社の近況、今後の事業計画と取り組み重点事項を詳述。昨年は減収・増益の決算で、今年からスタートしたフェーズ2でも引き続き堅実に収益を改善し、最終年度となる2028年3月期には売上高250億円、営業利益25億円、海外事業売上比率60%、アフター比率20%を確保する目標を明示した。
この期の利益拡大の要となる海外事業、グリーン事業、アフター事業にはさらに注力していくと述べ、伸展が期待できる動向としては▽国内=国土強靭化に向けた事業執行、大型造成工事の実施、木質資源の有効活用▽米国=建設工事、オイル&ガスパイプライン工事、電力関連、自然災害の復興に向けたグリーンビジネス、西海岸地域における販売強化対策▽欧州=独の送電線プロジェクト、英の高速鉄道工事、展示会出展に伴うオファーの増加▽東南アジア=林業、環境関連の動き▽大洋州=キャリアダンプの浸透などを掲げた。
また、全旋回キャリアMST160CR、10月に宮城県で開催される林業機械展で発表する新型フォワーダなどの新製品や、開発を進めている新技術を紹介した後、トランプ関税の行方など不確定要素の多い中だが、生産部門では戦略的共創パートナー企業(諸岡協力会)との連携を強化し成長を図っていくと意欲を示し、会員企業に一層の協力を求めた。
休憩の後、記念講演を行い、諸岡正美会長のプロフィール紹介で野口啓代氏が登壇。同氏は同社と同じ龍ケ崎市に住まい、同氏の祖父が牧場を経営していた当時、同社の創業者である故諸岡一雄氏が粉砕機のテストを同牧場で行ったという縁がある。野口氏は、子供時代に出会ったスポーツクライミングとの関わり、アジア人初のワールドカップ優勝、その後の活躍、ケガによる挫折感と東京オリンピック出場への迷い、東京オリンピックでの銅メダル獲得などの選手人生をふり返りながら、応援したくなる選手の姿を追い求めて鍛錬を重ねてきたと話し、「自分の限界を超える新たな挑戦を続けて、クライミングとともに成長したい」と、いまは後進の指導に力を入れている。
この後、野口氏を含めて懇親会を行い、和やかなうちに会員の交流を進めた。









